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与太郎文庫
by 与太郎
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■ もてなし入門 〜 ぶぶづけお上がりやすか? 〜
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20051228
永谷 嘉男 永谷園本舗創業 19230516 東京 20051228 82 /1953 設立
/戦災で焼失した家業の茶屋を立て直すため、京都のお茶漬けを参考に
「江戸風味 お茶づけ海苔」を開発。栄一郎の父
1970年頃、もと映写技師で、タクシー運転手が、郊外に食堂を開いた。
客が“お茶漬け”を注文すると、女房が永谷園の“インスタント茶漬”
の封を切って冷や飯に茶を注ぐ。かくて、京のぶぶづけは絶滅していた。
……(父は年頃になった親戚の娘を)嫁入り修業に台所をやらせてみた
が、連日極上のふるまいをするので「家計がもたん」といって断わった。
── 《隣人 〜 母の乳姉 〜 19851200 伊甲遍路》
のちに与太郎は、もっとも(金銭的に)期待していた友人に向って、
「君が来るたびに、女房が極上のふるまいをするので、家計がもたん」
といったところ、彼は真に受けたらしく、足が遠のいてしまった。
…… そこで手をうって「センセイに熱いコーヒーを」と言おうとした
ら、女房の気配がない。気を利かせたつもりで、夕餉の買物に出かけて
しまったらしい。せっかくの上客だというのに、なんたる間の悪さか。
絶妙のタイミングで茶が点てられ、談話がとだえる頃に銘菓が出て、
日が暮れる前に、すかさず酒が運ばれ、季節の肴とともに客をもてなす。
かえりがけの客が、満ちたりた笑顔で「ご馳走さま」といってくれ、
「愚妻の手料理で、失礼しました」というようなやりとりが、かつては
与太郎の人生における夢の夢だった。── 白日夢
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20030920
…… 時分どきになったので、昼食に“ぶぶづけ”を出す。
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20071112
夢十話 〜 帰らざる客 〜
── 京の“ぶぶづけ”を食べた客の実例である。(20010709)
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19980225
傾老の日々 〜 築山新造記者のこと 〜
…… 由緒ただしい“ブブづけ”の作法をまとめてみましょう。
http://q.hatena.ne.jp/1155092147/31843/#i31911
京の不作法 〜 誤解と誇張と偏見 〜
京都はぶぶ漬け、大阪はたこ焼き 〜 府知事同士の水掛け論 〜
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20080408
大阪名物 〜 くいだおれが倒れる日 〜
…… 牧師の家に下宿したが(略)女主人が、ティーが好きかどうかな
ど、あれやこれやについてその好き嫌いをウィトゲンシェタインにたず
ねた。そのとき、向こうの部屋から彼女の夫が『何もきかなくてもいい。
ただ差し上げるんだ!』と叫んだ。
ウィトゲンシュタインは、この声につよく感銘を受けたという。
── 《世界をつくった人々の伝記 19780301 自由国民社》P106-107
http://q.hatena.ne.jp/1207747161#a818736
http://q.hatena.ne.jp/1204646913/148739/#i148739
http://q.hatena.ne.jp/1204646913/148739/#i148751
インタビュー前夜の二日酔いで、のどが乾いてしょうがなかった。
運ばれてきたソーダ水を、たちまち一気に飲み干してしまった。
もちろん、客人として無作法で不心得である。
四人の白人は、黄色い猿が息もたえだえに乾いていることに、だれも
気づいてくれなかった。
茶道なら、石田三成の故事(三献茶)で、主人の役割とみなすはずだ。
いま読みかえしても、通りいっぺんの質問ばかりで、興をそいでいる。
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19690815
一聴一席D和洋折衷の館 〜 ケーリ教授ご一家をたずねて 〜
(20080705)
12月28日(水)
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