ID:87518
与太郎文庫
by 与太郎
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■ ハイフン=イコール紳士録 〜 ブレッソン 〜
 
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20040802
 
 このほど亡くなった写真家ブレッソンは、晩年のテレビでこう語った。
「わたしはアナーキストだ。そして無神論者だ、とくにカトリックのね」
(生涯誇りたかく、不自由しなかった秘訣を、ぜひ聞きたかったのだが)
 
 goo 20060108 
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1881326
 
 はてな20051104 
http://www.hatena.ne.jp/1131033567
 
 日本で、サン=サーンスを“サーンス”とは呼ぶことはありませんが、
カルティエ=ブレッソンのことは、しばしば“ブレッソン”と呼びます。
 このような西欧人名の慣用に、由来や法則があるのでしょうか?  
 
 Saint-Saens,Charles Camille サン=サーンス 
 18351009 France Algeria 19211216 86 /作曲
 
 Cartier-Bresson,Henri カルティエ=ブレッソン 
 19080822 France 20040802 95 /写真集《決定的瞬間》
 
── 《ハイフン=イコール紳士録 〜 外国人名表記 〜》
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19080822
(↓)つぎの質問から(↑)約80人のリストを作りました。
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?qid=1713819
 
1.回答者:kay (5) 2005/11/04 17:35:05
 
http://www3.sppd.ne.jp/tokusyu/nhk/jinmei.html
 国名と人名
 
 西洋に限らず、外国の人名は日本の伝統的な慣用を用い、慣用がない
場合は現地の原音を適用するというのが原則であり、これは名前の呼び
方・略し方にも適用できるかと思います。
 
 しかしながら、サン=サーンスとカルティエ=ブレッソンの件では、
同じ「ハイフン=イコール」でつながれた名前であっても、「ハイフン
=イコール」の果たしている役割が違うので、結果として略し方の差に
つながったのだろうと思います。
 結論から申し上げれば、サン=サーンスのハイフン(イコール)は
「サン=サーンス」で一かたまりの語であることを示しているのに対し、
カルティエ=ブレッソンのハイフン(イコール)は「カルティエ」と
「ブレッソン」の2つの姓が結合してできた2重姓であることを表して
います。
 
http://saint.saens.monsite.wanadoo.fr/
saint.saens
 
 SAINT-SAENSは日本語に訳せば恐らく「聖サーンス」で、SAINTと名前
の頭につけることによってサーンスが聖人であることを表し、ただの人
とは違った存在であることを明らかにしています。フランスではこの意
識が強いのか、聖人の名前をSaint-Jacques、St-Jeanなどとハイフンで
つなぎ、一語として扱うことが多いです。ゆえに、日本でもそれを尊重
してサンを省かないのではないでしょうか。
 
#サンは短いから省略しないだけ、というせんも考えられますが……。
 
http://blogs.dion.ne.jp/duke/archives/1106889.html
ブログブルク公国:二重姓
 
 二重姓(double-barrelled name)とは二つの家(特に旧家同士)が
婚姻によって合併したり、養子縁組を行ったりする際に2つの姓をハイ
フンでつないで一つにすることをいいます。最近では夫婦の通称の姓と
して用いることもあります。
 二重姓は長くなることが多いので、ブレッソンのように省略して片方
だけを通称の姓として使うケースもよくあるようです。
 
 コメント
 
 とても明快で、理路整然とした模範回答をいただいたので、わたしも
気の利いたコメントを書こうと思いながら、ついつい日々が過ぎました。
 ↓そこで、つぎの質問【優良回答者に幸あれ!】に推薦しました。
http://www.hatena.ne.jp/1131113370
 
 専門家には分りきったことも、ときに門外漢には納得できないのです。
 《岩波西洋人名辞典(増補版)19811210 岩波書店》の凡例を読むと、
なんだか(くわしい説明を)避けているように見えます。
 
 今回の“ハイフン≠イコール”を参考に、“Saint≠Sans=without”
など、他にも気になっていたことなども、いつかコラムにまとめたいと

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08月02日(月)
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