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与太郎文庫
by 与太郎
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■ アワー・ライブラリー 〜 阿波文庫縁起 〜
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19641031
この書籍は、とくに熟読したわけではないが、いくつかのキーワード
に啓発されている。Aslib → ASK → Adlib → aedlib → adlib
Our → Awa Library Report ← Knowledge of;(Booklet series)
いま見るに《Aslib》の表紙(画像)は Victor Vasarely の作らしい。
その当時は見のがしたのに、十年後に強い衝撃を受けている。
http://www.sixdifferentways.com/?p=58
── 与太郎の表紙は,終生を通じての代表作となるが、翌々年の新聞
で、ヴァザレリの存在を知って息をのんだ。(Day'20000615 虚々日々)
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19631122 Age of genius’s proper
──《ヴァザレリ個展 1974-0622 南画廊 19740628-0714 梅田近代美術館》
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── T ライブラリーとその資料
A ライブラリーの運営 〜 1 ライブラリーの意義 〜
ALAの“Glossary of library terms”によれば,ライブラリーと
は@読書,調査,研究のため,整理管理された図書及び類似の資料の
コレクションと A資料を整理し管理し,読書等を行う部屋または建物
であるという。
この定義は一般形式だけを認めていて,内容についてはふれていない
ので.内面から説明してみよう。
図書館活動の目的は図書を収集することでも,整理と管理するだけで
もなく,これを利用することである。利用というのは,図書の本質であ
る。人間が社会活動──個人の思想や文学創作であってもそれを全体と
してみると──その結果生じた記録作用である。記録作用は,社会自体
が記憶作用を行うことで,これを伝達することを目的としている。たと
え極秘文書であるとしても,極小数の人々に伝達することを考慮してい
る。
記録の生産なるものは,近代社会が多極的になり,その活動が大量に
なり,複雑になり,その上,各群の活動が他群への影響が大きくなるに
従って,その記録は多種多様にして多量になる。多極面からの伝達がど
のように到達するか,記録生産者からいえば,どうしてそれを有効に伝
達するかに努力している。図書館は記録の保存庫,資料のコレクション
であるとともに資料の記憶機構でなければならない。記憶機構とは保存
された資料がすべて各様の要求に応じて取出されうるよう,記憶の組織
化が行われていることを示す。
記憶機構,いい換えれば記録された資料の組織化されたコレクション
であって,その組織を索引すべき数種の目録を備え付けていることであ
る。このような機構にはこれを操作しうる操作者がなければならない。
この全機構の操作者すなわちライブラリアンの有能な働きによって,要
求する人々の目的に合致した伝達作用が行われる。伝達されたものは,
社会活動に摂取されて社会活動を有効にし,その結果は,再び記録され,
第2次記録伝達の回路に入るのである(P11-12)
── 英国のドキュメンテーションの中心機関は ASLIB(Association
of Special Libraries and Information Bureaux)で,1926年創立され
学協会(ママ),研究所・会社をメンバーとして情報活動,出版,研究
会の開催等の事業を行っている。機関誌は Jour nal of documentation
(季刊)=左図。(画像=Aslib ; International aerospace abstracts)
── 《THE J0URNAL OF DOCUMENTATION 196309.. Aslib London》
Devoted to the recording, organization, and dossemination of
specialized knowledge, ── Volume 19 number ; September 1963
── 弥吉 光長《ライブラリーハンドブック 19641031 ダヴィッド社》P169
10月31日(土)
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