ID:87518
与太郎文庫
by 与太郎
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■ 芥川家の人々 〜 鬼気迫る形相の背景 〜
 
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19270724
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/list?id=87518&pg=000000
http://www.enpitu.ne.jp/tool/edit.html
 
 from Web Library;芥川 龍之介(著者肖像)装釘・白川 一郎
(鉛筆で方眼を引いているのは、コンテ画に拡大する予定だったか)
 
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/B000JBB2MA
── 《現代文豪名作全集 1 芥川 龍之介 集  19530215 河出書房》吉田 精一・編
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19530215
 
 ◆ 名声・鼻高々
 
── 内供は心の中でかう自分に囁いた。長い鼻をあけ方の秋風にぶら
つかせながら(結句) ── 芥川 龍之介《鼻 191511‥-19160120 脱稿》
── 《鼻 19160215 新思潮・創刊》《創作集:鼻 19180708 春陽堂》
 
── 「落着があって、巫山戯てゐなくて、自然そのものの可笑味がお
っとり出てゐる所に上品な趣があります。夫から材料が非常に新しいの
が眼につきます。文章が要領を得て能く整ってゐます。敬服しました。
ああいふものを是から二三十並べて御覧なさい。文壇で類のない作家に
なれます。」(P27) ── 夏目 漱石《称賛の手紙 19160220》
── 松本 清張《形影 〜 菊池 寛と佐佐木 茂索 〜 19870310 文春文庫》
 
── 「ほっとした気分に、かすかな不安を残しながら(追句)」
(与太郎の模範解答 1955 初夏 岡谷清子先生講義録)
 
 ◆ 出生
 

 芥川 龍之介(龍之介)  小説 18920301 東京 19270724 36 /睡眠薬自殺
/旧姓=新原 敏三&ふくの長男〜《杜子春/蜘蛛の糸/河童/鼻/羅生門》《レニン第三》
/生没点描=辰年辰月辰日辰刻の出生:壬辰年(九紫火星)葵卯四緑月/壬辰日/辰刻
/父が後厄(43)母が大厄(33)の「大厄の子」
────────────────────────────────
 新原 敏三   龍之介の実父 1850‥‥ 周防 19190316 68 /フク(ふく)の夫/スペイン風邪
/まじめで律儀だったが同時に癇の強い気性の激しい人
♀新原 ふく 芥川 龍之介の実母 1860‥‥ 東京 19021128 42 /旧姓=芥川 道章の妹/189210‥発狂
 小穴 隆一 芥川 龍之介の友人 18941128 長野 19660424 72 /洋画/誤=長崎

 
 ◆ 転生(19021128〜18941128)
 
── 小穴の顔をじっと見た芥川は「僕は、君は僕の母の生まれかわり
ではないかと思うよ」と照れて言った。たとえば、次のような文章があ
る。(略)「僕の生れた日は芥川の母の命日に当るという。芥川は鵠沼
でも幾度かこの言葉を繰返していた。」(二つの絵)(P81)
 小穴によると、芥川は新原に嫁したフクの子ではなく、その姉のフキ
の子かもしれないと推測する。そうなると敏三は義姉に手をつけて芥川
を生ませたことになる。小穴の想像は何を根拠にしてそう言っているの
かよく分らないが、一生嫁に行かなかったこのフキに芥川が「彼は彼の
伯母に誰よりも愛を感じてゐた」(或阿呆の一生)ことも、芥川が藤村、
特にその「新生」を軽蔑し、「果して『新生』はあったであらうか?」
「侏儒の言葉「新生」読後」「──彼は『新生』の主人公ほど老獪な偽
善者に出会ったことはなかった」(或阿呆の一生)といったことも、小
穴の言葉に合わせると意味ありげである。いうまでもなく、藤村の「新
生」は主人公がその姪と肉体的関係を結ぶテーマで、これは藤村自身の
「告白」といわれ、藤村は世間の非難に追われるようにしてフランスに
行っている。(P106-107)
…… 松本 清張《芥川龍之介の死 19641109-19650111 週刊文春》
── 松本 清張《昭和史発掘 02 19821015 文春文庫》
 
── 養父道章は芥川の第一回河童忌(七月二十四日だが、暑いので参
会者の迷惑を考えて六月二十四日にくりあげた)の翌朝、庭を掃除して
いるうちに急に気分が悪くなり、床についた二日後に死んだ。こんなこ
とを書くのはどうかと思われるが、若し、(という仮定が宥されるとす
れば)養父の死が一年早かったなら、芥川の自殺は無かったかもしれな

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07月24日(日)
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