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与太郎文庫
by 与太郎
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■ 無題日記 〜 untitled diary 〜
写真の技法と可能性、スタイルを追究した。
 
 本展では、太平洋戦争の被害を免れた貴重なビンテージプリント約14
0点と、研究を重ねて一点一点作成されたモダンプリント約60点を中心
に、短くも濃い安井の表現活動を紹介する。
 
 変わり行く都会の風景とそこに生きる人々、戦争へ向かう不穏な世相
をも身近な事物に託して繊細に写し出した、安井の再評価へとつながる
機会になるだろう。
 
 Photo: Kisa Toyoshima
 没後50年 木村 伊兵衛 写真に生きる
 1920年代、小型カメラによるスナップショットで、被写体の一瞬の表
情を捉える独自のスタイルを確立し、「ライカの名手」と呼ばれた木村
伊兵衛(1901〜1974)。没後50年を経てもなお、多くの人を魅了する作
品群が、恵比寿の「東京都写真美術館」で一挙公開される。
 
 広告宣伝写真や歌舞伎などの舞台写真、カラーフィルムによる滞欧作
品、太平洋戦争前の沖縄の日常や、秋田の農村をテーマにしたシリーズ
など、多種多様な被写体を捉えた木村は、自らを「報道写真家」と位置
づけていた。新聞や雑誌などを通して市井の人々の暮らしぶりを伝える
という、写真の社会的な機能を意識してのことだ。
 
 本展では、木村が生前最後に展示したプリントが半世紀ぶりに特別公
開される。誰もが手軽かつ日常的に写真や映像を撮影する今だからこそ、
1カット1カットをフィルムで丹念に撮影していた時代の木村の写真を、
オリジナルプリントでじっくりと観てほしい。
 
Photo: Keisuke Tanigawa
 記憶:リメンブランス−現代写真・映像の表現から
 日本とベトナム、フィンランドのアーティスト7組による新作や日本
未公開の作品など、70点以上を紹介する企画展示が恵比寿の「東京都写
真美術館」で開催される。
 
 展示の起点となっているのは、篠山 紀信による写真と中平 卓馬の批
評が「対決」した雑誌「アサヒカメラ」での連載「決闘写真論 1976」。
その中のポートレート写真「誕生日」を、展示室内で再現展示する。
 また、1970年代に4年間続けられた連載「家」と、2011年の東日本大
震災を取材した「ATOKATA」との対比から、篠山の視点を探る。
 
 さらに画家の村山悟郎による1000枚のドローイングを学習したAI(人
工知能)を用いた作品や、画面に写ることのない不在の存在を想起させ
る作品を制作する米田知子の新作、小田原のどかの論考など、現代なら
ではの写真や映像表現の作品が紹介される。
 
 事実の記録だけではない写真や映像の役割に着目し、鑑賞する者それ
ぞれの記憶と、誰かの記憶や時代のイメージとが結びつくような感覚を
味わえる機会だろう。
 
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記事へのご意見 最終更新: 20240408 23:00
https://article.yahoo.co.jp/detail/fe09f922e9ff2298f44e09eaabc4a2e73bbf017f
 
〔extra〕
 
 エクストラ or エキストラ
 
……「エクストラ」の意味とは?「エキストラ」との違いや類語も紹介。
「エクストラ」というカタカナ語は、製品やサービスだけでなく医療分
野でも見聞きされる言葉です。また一字違いの「エキストラ」は、映画
や音楽の分野でよく使われています。この記事は「エクストラ」の意味
のほか、「エキストラ」との違いや類語なども紹介したもので、語句の
使い方まで理解できる内容です。
 
「エクストラ」の意味は、“余分な・臨時の”ということです。英語の
「extra」の読みをカタカナ表記したものです。日本語のカタカナ語と
して通用しています。
 
「extra」は”〜を越えた・〜の外の”という意味のラテン語「extra」
が語源で、単語に含まれる「ex」からも意味合いが伺えるものです。
 
 そのため英語の「extra」は”割増料金・課外講義・号外・臨時増刊”
のことを指しても用いられています。
 
「エクストラ」には「特上の・特別な」の意味もある
「エクストラ」には、“特上の・特別な”という意味もあります。語源

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04月08日(月)
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