ID:87518
与太郎文庫
by 与太郎
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■ “オムロン”散寿! 〜 Happy Birthday to Mr. Tateishi, Yoshio 〜
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https://twilog.org/awalibrary/search?word=%E7%AB%8B%E7%9F%B3%20%E7%BE%A9%E9%9B%84&ao=a
 立石 義雄“オムロン”会長 19391101 大阪 京都 20200421 80 /京都商工会議所会頭
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https://tx696ditjpdl.blog.fc2.com/blog-entry-1964.html
 松山 元“しょうざん”会長 1939‥‥ 京都 /松山閣/吉之&博明の父
https://twilog.org/awalibrary/search...
 
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=20030507
 中沢 博司“パッチン”社長 19390425 京都 /KBS京都放送/岩崎 由美の夫
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 民秋 史也“モルテン”社長 19380610 京都 広島 20100817 72 /[197610‥-]
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=19380610
 
  vi
 
 われわれが、紫 式部やニーチェやトルストイを読むときには、細部
にわたって想像をめぐらし、その深く意味するところを探ろうとする。
しかし、無名の者が書いたものは、それ以上に難解なはずである。
 
 一瞥して理解できなければ、書き手の思考力や文章力が未熟だから、
と速断される。あぁいうものを、分りやすく書く技術は、存在するのか。
晩年のニーチェは、誰も経験しない領域に迷いこんでしまったのに。
 
 与太郎の知人友人に、紫式部やニーチェやトルストイを読破した者は
存在しなかった。かりに存在したとしても、それを証明する方法がない。
ベートーヴェンの《運命》を初めて聴いて、何を分ればいいのか。
 
 中学時代まで楽譜が読めなかった与太郎は、ラジオで聴くだけでは、
全体の構想が理解できなかった。高校四年間に数十曲を写譜してみて、
最後に《エグモント序曲》に挑戦して初めて、何かを学んだのだ。
 
 同じような旋律が、なぜ何度も繰返されるのか、三拍子が正三角形の
ように均等でなく、ピアノからフォルテの音量が、どのような意図から
設定されたのか、うすうす分ったが、どれが正解なのか分らない。
 
 そして、晩年になって、実際の演奏はおろか、聴衆でもなくなって、
ようやく思いあたることがあった。これらは、過去の練習の再現でなく、
なぜか明日に向っての勇気が湧いてくるのだった。
 
 サン=サーンス《白鳥》は三分だが、チェロを買ってから900日後に、
ようやく人前で独奏できた。初めて《五木の子守唄》を合唱コンクール
で指揮して四年後(1461日)九分間の《エグモント》に辿りつく。
 このことを体感したのは、さらに五十五年(20088.75日)後だった。
 
── サン=サーンス《組曲・動物の謝肉祭 Le carnaval des animaux
;動物学的大幻想曲 Grande fantaisie zoologique 18860309 Austria》
 全14曲の終曲《白鳥》は、チェロの代表的アンコール・ピースである。
 
  vii 君去りし後 〜 After You've Gone 〜
 
…… 黒沼「定期演奏会とちがって 招かれて演る場合には だいたい主
催者の意向にあわせるわけですがね
── すると聴衆としては 番外のアンコールで聴きたいものを要求す
ることになりますね
 
黒沼「ひととおり終ったあとですから 気がらくになって いい結果に
なる場合もあるんです でも拍手があったらの話でね(笑)その時には
きっと面白いのをやりましょう(この項つづく)
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=19690712
 
 この対談は《月刊アルペジオ 第5-6号》で演奏会前後に分載している。
前編は、当夜のプログラムとして、後編は翌月の回想記として……。
 前編の表紙は不評だったが、後編の表紙は、自信たっぷりだった。
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  viii
 

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