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与太郎文庫
by 与太郎
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■ ヴァンデミエール
「お電話いただいて、まことに光栄です。奥様はお元気ですか?」
「うむ、元気だよ」「高校時代に二度もお邪魔して、夕食までご馳走に
なりましたので、どうかよろしくお伝えください」
「そうか、そんな事まで覚えてくれていたか」
(おぼえていますとも、当時めずらしかった電気炊飯器のご飯!)
長居して、とっぷりと暮れた夜道を駅にむかう教え子に、帰途を案じ
た先生は、懐中電灯まで用意してくださったのである。
いったい、何事を相談していたかといえば、最初は、第一学期はじめ
に、芸大受験するなら徹底的に学力をつけること、その決心をかためる
ための確認である。
その効果はてきめんで、中間考査ではビリから一転して平均点に迫る
勢いだった。ところが、これで気を抜いたため、期末考査でリバウンド
して、せっかくの勢いも自滅してしまったのである。そこで与太郎は、
「なに、一浪すれば何でもない」と、ふたたびタカをくくった。
二度目の訪問は、いったん武蔵野に入学して、予備校に通いながら、
翌年もういちど芸大に挑戦するという決意表明だった。
要するに、このころの与太郎は、おおくの無能な青年とおなじように、
自信がもてない不安を、信頼すべき人に語りたかったのである。
先生は、与太郎の話を、辛抱づよく聞いてくださったのである。
Let'20021010 08-12 -1011 芝山 マツ
気候不順な昨今ですが、今日は秋晴れのさわやかなお天気になりまし
た。お変わりもなくお過ごしのようで何よりです。
本日は誕生日のプレゼントに、岡山の郷土の香りをお届け下さり、持
つべきものは教え子と、ご好意に感謝しています。自分の誕生日も忘れ
てしまっていましたのに、阿波君が覚えていて下さるなんて……本当に
有難い事だと……厚く御礼申し上げます。旬のフルーツ、ネオピオーネ
は、今仏壇に供えてありますが、後程賞味させて頂きます。
同封して下さいました Day is Day を拝読し、阿波君は昔の先生や友
人を大事にしておられる様子が伺え、感心しました。
私は、満七十五歳を迎えた今、担任の先生は、小学校も女学校も、師
範学校も亡くなられましたが、同窓会や、グループで定期的に会ったり、
自由に会ったり、旅行をしたりして、旧交を温めています。会う度にし
ょうもない話がいつまでも続き、タイムスリップして楽しんでいます。
お元気で阿波君らしく自由に、今後もご活躍下さい。ご健康を祈って
います。 先は御礼まで かしこ
Let'20021010 18-24 -1011 金谷 泰典
ありがとうさんでした。姉にもネ。みどりさんにもよろしく。
(画像「無事」)
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Let'20021010 12-18 -1012 本宮 啓
いつもいつも愉快な文章と素敵な果物有難とう。
今日は同中教諭三筆ならぬ一筆の悪筆で失礼。
ワープロばかり使ってると漢字が書けなくなって困ってます。
同志社中高生管弦楽の歩み(略史)は来春第廿五回定期プログラムに
一応書く事にしました。略史ですが出来たら送ります。
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■2002/10/11 (金) 才筆
芝山先生から、はがき。お手本のような矍鑠たるペン字は、昔とかわ
らない。ことし二月ごろ、かねての疑問を電話でたしかめた。
「書は、どなたに学ばれたのですか」
「ただの我流よ」(おどろいたなあ)
「ぼくの人生を通じて、先生は二番目です。一番の能筆は、父ですけど」
「お父さんは達筆やったね」
「もうひとつ伺いますが、
“♪もろともに いや健やかに いや栄に 暮しまほしく 祈る初春”
の出典を教えてください」
「あれは、私が勝手に作ったんや」(おどろいたなあ)(Let'19520104)
金谷先生から(重ねて)はがきをいただく。落款に「金谷」とあって、
(妻が、近くの書道教授にみてもらったところ)「無事」と読むらしい。
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10月01日(火)
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