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与太郎文庫
by 与太郎
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■ 創造論 vs 進化論 〜 Creationism vs. evolution theory 〜
用のあることも認められている。エナメル質は初めの数年間は極めて染
まりにくく、かつ退色し易かった。歯が黒く輝いているほど美人である
とされ、新婦の婦人は毎朝、清掃と塗布を繰り返していた。こうした清
掃の努力もまたむし歯予防に貢献していた。お歯黒の材料は各国とも植
物のタンニン(渋)と第一鉄の化合物が用いられていた。日本での材料
はタンニンを主成分とする「ふし粉」と酢酸第一鉄を主成分とする「鉄
漿水」(かねみず)と呼ぶ溶液からなり、お歯黒筆あるいは房楊枝を用
いて交互に塗布していた。タンニンは、歯のタンパク質に作用してこれ
を固定し、細菌による溶解を防ぎ、第一鉄はリン酸カルシウム作用して
その耐酸性をあげていた。さらに、空気で酸化されて生成された第二鉄
はタンニンと結合してタンニン酸第二鉄の緻密な膜となり表面を覆い細
菌から歯を保護していた。すなわち、お歯黒は歯の無機質および有機質
との両面から歯質を強化し、かつ表面を緻密な膜で覆い歯を保護してい
た。
 
 1970年(昭和45年)から使用されている「フッ化ジアミン銀製剤」は、
まさにこのお歯黒をもとに開発されたものであり、歯科用合着セメント
にも応用されている。(以下略)
https://quora-yori-nuki.quora.com/?__ni__=0&__tiids__=164940575&__filter__=all&__nsrc__=notif_page&__sncid__=54535989900&__snid3__=73196361612#anchor
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…… 私は、ついに日本の婦人を見た。男子と同じ袴で、咽喉をつつむ
上衣を着て、頭だけが剃ってない。立派な身なりの婦人は、ピンで後か
ら髪をとめている。みんな色黒で、たいへん見苦しい! 日本の婦人は
大胆な仕草をするそうだが、私は知らない。見たこともない。また日本
婦人の評判を汚したくもない。近頃は、この日本婦人が、たくさん艦の
周囲を乗り回している。みんな不美人で歯が黒い。その多くが大胆にこ
ちらを見て、笑うのだ。しかし、いくらか美しくて、立派な着物を着た
女達は、扇子で顔をおおうのである。(18531007)(P149)
── ゴンチャロフ/井上 満・訳《日本渡航記 〜 プレガート
『パラルダ号』より 〜 19410415 岩波文庫》初版
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4003260619
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. Goncharov, Ivan A. 18120618 Russia 18910927 79 /0606-0915
(19790409)
https://tx696ditjpdl.blog.fc2.com/blog-entry-1851.html
. froufrou 陛下おきものでおくつろぎください(長野 士郎)
 
 YMDay(20240720)last up dated.

07月20日(土)
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