ID:87518
与太郎文庫
by 与太郎
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■ 手順前後 〜 Before and after procedure 〜
の話です。わたしの亡母は、とても厳しかったために、わたしも優しく
応じることがなく、亡父は、まいあさ神仏を拝んで、三度の食事ごとに
合掌していました。
 
 後姿を拝む母 向って合掌する母 後塵を拝す
 合掌する母 20200425
 
…… 母がいる病院は面会禁止が続いている。それでも今日、いもうと
もが洗濯物を取りに行った際に看護師さんが撮ってくださったと写真を
送ってくれた。母は合掌している。
 
 もうすぐ97歳の母は〈有難い人生だった〉と口癖のように言い、十分
に生かされたと彼女自身が思っている。私も介護と称する帰省で母との
時間をたっぷり楽しんだ。しかし合掌する写真に一日中からだはじーん
としてしまった。
 
 こういう時に言葉が支えてくれるが、そうでない部分もある。それで
も言葉があれば訳も分からずうろたえるということはしない。
 
〔book〕
 
…… 今、ここにある鮮烈ないとおしさへの感覚を、豊饒にとりもどすこと。
── 真木 悠介《気流の鳴る音 〜 交響するコミューン 20030301 筑摩書房》
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4480087494
 
── 竹内 整一《日本思想の言葉 〜 神、人、命、魂 20160827 角川選書》
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4047035904
 
 これを紹介しているのが(略)一月ほど前に東京新聞で紹介していて
図書館で借りた。23日にアップした「花びらは散っても花は散らない」
もこの本に解説されている。
 
── 金子 大栄《歎異抄領解 歎異抄聞思録 1956‥‥ 選集 第15巻》
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/B000JBEZAG
 
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1333635063
 
 “岸壁の母 完璧の母”
https://www.youtube.com/watch?v=0lqdCr1BEL0
 
── 奥崎 謙三+原 一男《ゆきゆきて神軍 19870801 光映》
(20180710 皓星社 疾走プロダクション)
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4774406570
http://docudocu.jp/shingun/
 
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/B000J9DYFK
── 端野 いせ《岸壁の母 19760101 新人物往来社》
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=19440813
 
〔worship〕 後塵を拝す Worship the dust
 
 後ろ姿を拝む
 
…… 親と子のあり方に三通りありますが、一番よくないのは、仇同士
となった反目断絶の背中合わせの状態です。
 その次が親子が向き合っている姿です。向き合っていると言っても、
それが怒ったり、責めたり、詫びたり、ねだったりする状態では望まし
くありません。
 笑顔と笑顔の目が合ってこそ、ほほえましい親子の姿です。
 もう一段高い状態は、親子が同じ方向を向いて、まず子供が親の背中
を拝み、親の背中を追いかけ、やがては子供が親に追いつき、追い越し、
親がかつて自分に願った道を、子供が現実に通り、子供の後ろ姿を今度
は親が拝んでいる姿です。
 親子が共に一つの使命感に燃えている時は、このような状態がおのず
から見えてくると、私は思うのです。
 高校の教師をしている私の友人に「学校の先生として一番大切なこと
は何だと思う」と尋ねた時、「そんなこと分かり切っているじゃないか、
自分の預かっている生徒を、真剣に教えることだよ」という答えがはね
返ってきました。
 とっさの質問でしたから、返事は極めて平凡で素直なものでした。
「そうじゃないと思うなあ。教える立場にある者ほど、より深いものを
求めて学ぶということが大切ではないだろうか。自分はもう仕上がった
ものとして黒板を背にして生徒に向かうというよりも、生徒の先頭に立
って、より高く極めるために自らも黒板に挑む。こうした心の姿勢が、
よりよい先生の資格を育て上げるのでは ないだろうか。
 よき伝道は、よりよき求道から生まれるものと私は始終反省している
が、親と名がつき、社長と言われ、先生と呼ばれる指導者の立場にある

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07月28日(木)
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