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与太郎文庫
by 与太郎
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■ 草稿 〜 Unfinished pub roll 〜
 むかし、パソコンが登場して普及した頃に、後輩の畏友が「自叙伝の
ソフトがあるらしい」と言ったので「同級生が別々に使っても、好きな
女の子、嫌いな先生が偏って、類型的な結果になるだろう」と予想した。
 
 つまり、AIは情報を収集するだけで、みずから発想しない。過去に
読んだ作品を記憶するので、バルザック風の雑念を、プルースト風には
出力できない。もう一人仏文学の畏友を交えて語りたかったが、死んだ。
 
 他にソシュールを学んだ女流言語学者と、何度も長電話で話したが、
教わったことばかりで、みずから思いついた気配がない。文章の要諦は
用語の因数分解にある、という命題が、誰にも伝わらないのが残念だ。
 
(わたしの持論)意見が合わなくても、冗談が通じれば一緒に暮せる。
 意見が合っても、ジョークが通じなければ一緒に暮せないはずだ。
https://kokugo.jitenon.jp/kanji/776?pattern=end
 
〔俗語〕
 
 医療現場では、患者と医師の関係は、人体の部位によって微妙である。
 脳や心臓が優位で、内科医より外科医が威張っていたり、精神科医も
フロイト以前は肩身が狭かったようだ。
 
 医師会とは別に、歯科医師会があって、社会的ステータスも異なる。
 むかし(1974-1975)、歯科材料の価格表を編集した経験がある。
 無数の業界用語があり、たとえば「歯抜け」のような俗語は使わない。
 
 歯抜け → Toothlessness → 無歯 → Teethless
 抜歯 → Tooth extraction ←(extraction = 抽出)
……(以下、Googlish の造語に準拠)
 
 膿漏(Pus leak)
 歯槽膿漏(Alveolar pyorrhea)
 欠損歯(Missing tooth)
 
 入歯(Dentures)
 差歯(Difference tooth)
 虫歯(Caries)
 
 三十代目前に“親知らず”が生えてきたのが、諸悪の原点だった。
 転居先の歯科医院で「膿漏ですか」と訊いたところ、医師が驚いた。
(あとで妻に、専門用語を知ってる、と話されたそうだ)
 
 四十代で、初の抜歯以来、あらたに生えてくることはなかった。
 64歳で、総義歯になったが、あまりの不快感に装着を断念した。
(同級生に歯科医の娘がいて、64歳の6月4日に亡くなった)
 
 これまでの俗説は、ほとんど的を射ていなかった。歯を失うと思考力
が失われるとは限らない。むしろ集中力が増した。味覚が衰えて食欲が
失せるとも思えない(ナイフとフォークがあれば、何でも食べられる)。
 
 同輩にいわく「ピーナッツだけが例外だ、箸にも棒にも掛からない」
 ただし、アーモンドを砕いて、カボチャを漉したスープが絶妙だ。
(むかし、甘く煮た南瓜は、母の味だったが、ちっとも旨くなかった)
 
 ようやく分ってきたことは、大別すれば“保存”と“補綴”である。
 朝晩、せっせと歯を磨いても、さまざまの原因で、最後には失われる。
 人工的に埋め込んでも、みずから脱着できないから、義足に及ばない。
 
…… (親不知をふくめ、最大32本)として、それぞれ3万円かかる
なら、生涯に100万円である。── 歯本論 〜 歯は三十二 〜
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%BB%F5%CB%DC%CF%C0
 
〔booklog〕
 
── ポウプ/上田 勤・訳《人間論 19501025 岩波文庫》
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/B000JBEL2S
 
 Pope, Alexander 16880521 England 17440530 56 /
https://estorypost.com/名言・格言/アレキサンダー・ポープ名言/
 
…… しかし彼は多くの敵もつくった。彼の政敵,論敵たちをなで切り
にした,風刺文学の傑作である。しかし《人間論》等の思想詩は,表現
の彫琢のみでは隠せない思想性の限界を露呈している。
https://kotobank.jp/word/%E3%80%8A%E6%84%9A%E4%BA%BA%E5%88%97%E4%BC%9D%E3%80%8B-1304757
 
── ポープ《愚人列伝 Dunciad 1728-1742 England》
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/**********
 

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02月07日(日)
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