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与太郎文庫
by 与太郎
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■ 古代の辺畔 〜 楽友との長電話から一年 〜
 福島県出身。京都大卒業後、戦前のドイツ、イタリアに留学。戦後、
大阪市立大で教えた。51年に古代学協会を設立し、67年に平安博物
館(現・京都文化博物館)をつくった。
 
 平安京跡をはじめエジプト・アコリス、イタリア・ポンペイの各遺跡
の発掘調査を手がけた一方、紫式部、清少納言ら平安女性文学の独創的
な研究など、業績は多岐にわたる。京都の冷泉家の典籍・古文書類のリ
ストづくりと財団法人化などにも尽力した。
 
 著書に「古代学序説」「平家後抄」「ヨーロッパ古代史論考」、編著
・監修に「古代王権の誕生」などがある。
http://www.asahi.com/obituaries/update/0515/OSK200805150077.html?ref=rss
 
── 先月の9日、先生の95歳の誕生日に協会の西井芳子・鈴木忠司両
氏とともに御自宅にうかがった。ベッドに横たわったまま起きあがるこ
とができなくなっておられたことは、なんとも悲しかった。それでも驚
いたのは、頭脳は最期まで明晰で、小さな声で「私はまだまだやりたい
ことがあるのです」とおっしゃっておられたことであった。
 
── 高校時代には、清水睦夫先生の「世界史」の講義を受けることが
できた。清水先生は当時の日本では珍しいロシア・東欧史の学者で、
角田先生の高弟であった。私は清水先生の名講義(明らかに、高校の授業
のレヴェルをはるかに突き抜けていた)を通じて、「角田史学」の真髄
に触れたのである。それに刺激された私は、角田先生がローマ帝国の章
を執筆された山川出版社の『世界各国史・東欧史』(旧版)を紐解いた。
この本は、帝国の東西分裂を認めず、古典ローマ帝国→中世ローマ帝国
という体系でヨーロッパ史を理解しようとする史観で貫かれていた。
http://heike.cocolog-nifty.com/kanwa/
 平安京閑話 20080520 角田文衞先生御葬儀、の巻
〜 山田邦和のひとりごと 〜 京都生まれ、京都育ちの考古学研究者です。
 
(20080521)
 

05月14日(水)
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