ID:87518
与太郎文庫
by 与太郎
[1067251hit]
■ 色覚異常
の相談をする際に、従来就職できないと考えられていた職業の中にも適
した職があることを調べ、企業に問い合わせる努力をするよう求めてい
る。
後半は資料編。医学的な基礎知識や色覚検査の実施上の留意点を分か
りやすくまとめた。── 《山陽新聞 19890528》
朝日新聞が逆転勝訴 〜 色盲治療記事控訴審 〜
色盲、色弱の独自の治療法をまやかし療法≠ニ書かれ、医師として
の名誉、信用を傷付けられた−と、東京都豊島区目白三ノ四ノ一四、目
白メディカル・クリニックの山田紀子院長が、朝日新聞社(中江利忠社
長)と取材記者に一億円の損害賠償、謝罪広告を求めた訴訟の控訴審判
決が二十七日、東京高裁であった。
佐藤繁裁判長は「記事は主要な点で真実。批判、論評部分も事実に即
している」と、朝日新聞側に二百万円の損害賠償と謝罪広告を命じた一
審・東京地裁判決を破棄、病院側逆転敗訴の判決を下した。
── 《山陽新聞 19900928》
心が変われば「世界」は輝く 井西 祥仁 32(奈良県川西町)
生まれつき「赤緑色弱」の私は、赤色が見えにくく、紅葉の季節など
何の楽しみもありませんでした。
ところが最近、色弱補正メガネというものが発売されていることを知
り、購入してみました。
それをつけてからというもの「今まで私が見ていた世界は一体何だっ
たんだ」という驚きの連続です。
バラの花の驚くばかりの美しさを初めて知ったし、霧島ツツジの鮮や
かな朱色も目に染みました。
新しい世界がひらけてきて、山紫水明の日本の自然をもう一度見直し
てみようと思っています。
このことを何人かの友人に話すと同じように感動してくれました。
そして、どうやら人間の幸福も全く同じかもしれないということに気
がつきました。
「幸福」は自分の身の回りにいっぱいあるのに、色メガネをかけている
ので見えないだけじゃないかと思います。
「クリスマスキャロル」の主人公スクルージもしかり。
「心」が変われば世界は輝いて見えるというのは「普遍の真理」ではな
いでしょうか。(団体職員)── 《談話室 19990601 産経新聞》
http://homepage1.nifty.com/EYETOPIA/sp/sikikaku.ko1.html
── 《色弱レンズを使ってみると》
産経抄 〜 1999.6.2の産経新聞から 〜
きのう本紙談話室に「心が変われば世界は輝く」という投書があった。
三十二歳のこの男性は生まれつき“赤緑色弱”で、赤色が見えにくかっ
た。ところが色弱補正メガネというものをつけてみると…▼「今まで
見ていた世界は一体何だったんだ」という驚きの連続になった。紅葉の
燃え立つ赤、キリシマツツジの鮮やかな朱。そしてどうやら人間の幸福
もそれと同じではないか。それはすぐ身の回りにあるのに、気づかない
だけではないかと気づいたという投書だった▼目のお医者さまによる
と、色覚異常は錐体色素のタンパク質部分をきめる遺伝子の異常によっ
ておこり、医学的には補正メガネでは治らない。色覚異常は日本人の三
百万人もいるが、しかし色の認識と感覚では、何が正常で何が異常か、
むずかしいものがあるという▼そんなことから世間の色覚異常には、
とんだ誤解から偏見や差別があるが、それはともかく世の中には「見れ
ども見えず」という言葉がある。物事の真偽や優劣を見分ける力がなけ
れば、いくら目をこらしても物は見えない。見る目がなければ何も見え
てこない▼折からきのうの『坂の上の雲』は、山本権兵衛と西郷従道
のことだった。権兵衛は海軍建設者としては世界海軍史上最大の男の一
人である。しかし権兵衛が万能者のように自在に物事をなしえたのは、
上に西郷という海軍大臣がひかえていたからだという▼「西郷は物事
の本質を見ぬくのが上手だった。そのかなめだけをにぎって、あとは春
の野のそよ風に吹かれているような顔をしている」(司馬遼太郎)。物
事の本質を見ぬくメガネがあったなら、それはほしいという人は多いだ
[5]続きを読む
06月03日(木)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る