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与太郎文庫
by 与太郎
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■ 山田家の人々 〜 風流堂眷属 〜
▲左はし、山田忠男先生。ピアノとハープ指導者、慧子(けいこ)奥様。
右、北白川小へ通われた御子息(ks020yamadafamily)▼北白川小学校の、
最初の校歌。蜷川虎三知事の詩に、山田忠男、府教育委員長、作詞作曲。
http://park3.wakwak.com/~kyotosakkon/ks020.html
── 山田忠男先生の慧子(けいこ)奥様は、シスAB型で、血液型が
変化する。
http://park3.wakwak.com/~kyotosakkon/ks005.html
── わたしと40歳ちがいなのに、「もう、ぼくも、古希が近いです」
と言われたとき、わたしは24歳だった。けれど、山田先生は、3月生
まれで、わたしは9月生まれだからかと、いろいろ考えさせてくれる先
生だった。
http://park3.wakwak.com/~kyotosakkon/ks060.html
── 山田忠男さんは、いつものように、わたしに転部や転科、音楽へ
の道をいうので、先生の息子さんは?と聞いたら、「うちの息子は、才
能がありませんよ」と言って、「この譜面、どうおもいます?」と言わ
れ、手書きのだったので、そんなの読めませんよといっても、「現代音
楽家」のを、手渡しをする。
http://park3.wakwak.com/~kyotosakkon/ks003.html
松田 薫 京都昨今 3.芸術家、音楽家の「運命」
(20090428)
〔1〕 コメント(20130103 23:33)追記
笛吹く人々 〜 ヤマチュウ一門の系譜 〜
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4276201608
── 山田 忠男《随想風音楽論 〜 新しい音と古い音と 198110‥ 音楽之友社》
…… 終戦直前のピアノの値うち 無用の長物ぶりが うかがわれますね。
http://d.hatena.ne.jp/adlib/18980801 十字屋十話 19680801
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19870604 山田家の人々 〜 風流堂眷属 〜
〔2〕 ウルシ≠ラッカー
……「来年の元旦は如何なることに相成るでしょうか?」
「さよう。ま、アメリカ軍の使役にでも駆り出されて、街の防空濠埋
めってとこでしょう。もし、それまでこちとらの命がもてばね。」
「ヘイ・ハリアップ、いうわけですナ。お互いに英語の辞書は空襲下
にも離さぬことにしましょう。」
離すも離さぬも、彼中村大尉(位にその頃はなっていた)はトソの香
──というよりガントリーの残り香もとれぬうちに、三度目の応召と来
た。続いて眷族は与謝の海辺は岩滝へと疎開。府立一中に入ったばかり
の長男氏は、この海をポンポン蒸気で渡りながら、宮津中学へ下駄ばき
で通ったという。この疎開に際し、山人は、大荷物を洞内に預った。
ピアノ──それも奥方おこし入れの時からという、笛の方とは比べ物
にならぬ逸物(?)。
奥方は糸滝へ出発するに際し、
「オジチャマ。ピアノは田舎の小学校にでも売るか、海軍にでも献納
してよ。」
「いや、それより先にうちのピアノと一緒に焼けてしまっても知りま
せんぜ。」
しかし、今だに仙人に成り切れぬ山人は、無料で海軍に献納するより
も、たとえ百円(勿論、当時の)にでもして疎開費用の足しにと考えた
のが間違いのもと。十字屋の紹介状を持って現われた滋賀県の山奥から
来たという女の先生は、
「随分いたんでますわね。調子も狂ってるし、方々のウルシがはげて
るし、百円は学校から払いますが、運送費はどうなりますの?」
カチンときた黒髪の山人は言下に答えた。
「このピアノに塗ってあるのはラッカーであって、ウルシではござい
ません。調子の狂っているのは、貴女の頭の方ではないでしょうか。こ
れは海軍に献納することにします。とっとと、お引取り下さい。」
読者の皆さん、ご安心あれ。かくしてこのピアノはどうやら今も健在
であり、中村大人愛嬢の日夜(?)愛用されるところとなっている。
── 山田 忠男《風流洞物語:京都随筆 196211‥ 洛味社》
https://ci.nii.ac.jp/ncid/BA47155886
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/********
↓
── 未来への記憶“山忠さん”── 《図書 19990500 岩波》P60
〔3〕 2ちゃんねる
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06月04日(木)
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