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与太郎文庫
by 与太郎
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■ Do! series
計されたのに比べ、細分化された座標上に正円弧が加わりました。
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原字の作図ルール(資料U)
すべての文字が、どんな組合せになっても一定のバランスを保ち、全
体としての姿に、統一感を得るためには、個々の細部における綿密な工
夫が必要である。従って従来の書体では、もっぱらフリーハンドによっ
て、微妙な修正を加え、それ自体で持味となった例がほとんどです。
Do!シリーズでは、コンパスと定規だけで描くことを基本条件にし
ているために、その種の修正や手加減の余地がなく、ともすれば幼稚で
無表情な書体におちいりやすい。それを補うには、無数のデッサンをく
りかえし、厳格な制約内であらゆる可能性を試みることが要求される(
下図はその完成図)。
右の版下は、ようやく基本設計ができた頃の習作で、精度の甘いコン
パスを用いたために、先端の半円と曲線との接点が不ぞろいであるが、
現在では、各々の円の中心点だけを指示すれば、表紙例のようにコンピ
ューターで正確に作図させることが可能となった。
→ 外法220×180:内法210×170ミリ。
写真植字の変形率では長体2号に相当し
仮想ボディいっぱいに見込んでいる。
→ 巾2ミリ、間隔3ミリとして。5本線の
合計巾22ミリは、外法天地の10&に当る。
→ 5本線としたのは、もっとも画数の多い
字体を収容するためで、9頁の例のよう
に省略したり、あるいは、無制限に増す
ことも可能である。スーボ書体のような
食いこみや、隣接文字との巧妙な連続も
容易となる。この場合にも、原則として
文字が歪まず、読みやすいデッサンでな
ければならない。
→ A4判の版下は、3×2.5尺の拡大原稿
を一度で得られる。テレファクスで電送
できる最大寸法でもある。
←中心トンボ
塗りたしトンボ↑仮想ボディ
→セット←
←アセンダーライン
(裁ちトンボ)
←キャップライン
←ミーンライン
←センターライン(←中心トンボ)
←ベースライン
←ディセンダーライン
←ボディライン
→ キャップラインやミーンラインなど英字
のルールに、印刷版下のトンボを併せて
採用している。
↓ 曲線(正円)の中心の求めかたは、両端
を結ぶ直線を底辺とする二等辺三角形の
頂点にある。原則的には正三角形である
ことが多い。
↑ 曲線はすべて正円で、中心の異なる二つ
の円が連続する場合がある。
↑ 直線と円が交叉し、連続した例。
→ 色彩指定は、中心線をA色、外側へB色
C色とし、間隔部分をそれぞれab色、
bc色に分ければ、計5色まで得られる。
7本線の場合は7色、以下いずれも奇数。
→ 先端の円を、直角に変えると角ゴシック
となる。
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類似書体との比較(資料V)
写植の文字盤を作るための最終版下は、50級で上下左右60歯である。
Do!シリーズに合わせて、ここでは長体2号を用いて、モリサワと
写研から、類似書体を選んだ。
いずれも、丸ゴシックを基本にしており、写研のナール書体が出るま
で、モリサワが市場を独占していた──写研・写植文字の創始者である
石井茂吉(1887〜1963)が、なぜか手を染めなかった書体でもある。
1970年、写研のコンクールで登場した中村征宏のナール・シリーズは、
現代感覚の丸ゴシックとして、後続のゴナ・シリーズとともに、たちま
ち広告業界に君臨した。
Do!シリーズは、こうした傾向をとらえながら、コンパスと定規だ
けで描けるよう設計されたもので、レンズによる光学的な変形だけでな
く幾何学的なバリエーションも自由に得られる。
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09月16日(火)
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