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与太郎文庫
by 与太郎
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■ 幻のインタビュー 〜 初稿の草稿を発見 〜
い、といって日本語の専門家を一挙に養成したのに、日本では逆でした
ね。敵国語を禁じてしまいました。そして敗戦後は義務教育の課目にし
た。これでは教える先生たちが少ないのも当然です。
 
──耳から覚えるには、中学からでは遅すぎるでしょうね。
 
 私たちが力を入れている幼児の早期教育については、いいか悪いか、
という問題が先にありますね。もうひとつは、英語だけでなくて、ピア
ノや珠算、算数専門の教室などの種類が多すぎないか、という疑問です。
私たちの立場からいえば、英語がいちばん(笑)そして、その英語教育
には、二通りの方式があるのです。一方の傾向は、教育教材を売ること
が業務の中心になっていて、テープやテキストが、だんだん高額になっ
てしまうと、教育本来の姿であるべき人と人とのふれあいが失われてい
くのではないか、と思われます。その点で、わがアンビックの年間教材
費は、わずか2000円くらいですから、ずいぶんお安くしています(笑)。
もう一方は、受験のための英語教育もあるわけで、これも私たちの目標
外なんもです。ほんとは、経営的には受験産業のほうがいいでしょうけ
どね(笑)
 
──早ければ早いほど良い、というわけで子供が生れる前から母親教育
とか、さらには結婚前の女性にも、その準備が必要である(笑)なんて
説もあるそうですね。
 
いろいろな観点はあるでしょうが、英語の早期教育が害になることはな
いわけです。ただし、家庭環境というものがきわめて大切です。私たち
は、教育の場やチャンスを提供しますが、そのあと家庭内で、どれくら
い協力していただけるかが問題なのです。お金を出して、週に何時間か
教室に通うだけで、外国語ができるはずはないんです。ご両親が共稼ぎ
していて、カギッ子になる時間だけ、なんでもいいから習わせる、とい
う動機では困りますね。現実には、このケースがかなり多いんですけれ
ど(笑)。
 
──逆に、両親が子供の将来に過剰な期待を託すケースもありますね。
 
 そういう両極端になるのは、全体的に教育文化そのものが貧しい段階
にあるからでしょうね。教育の方法についても、時代や立場によって変
化するし、何がベストであるか断定できないと思います。今の時点で、
私たちが精いっぱい努力して、与える側がベストのつもりでも、受ける
側にそう感じられないこともあるわけです。
 
──受ける側の、幼児を持つ親、あるいはこれから親となる人たちへの
メッセージをどうぞ。
 
英語学習は、最後は自分自身との対決になります。お金で買えないこと、
与えられただけでは、決して自分のものにならないことを理解して、ま
ず覚悟していただきたい。意欲さえあれば、ラジオ講座だけでもマスタ
ーできるだろうし、私たちは、チャンスと場所を提供するだけです。そ
の上でお手伝いできるとすれば、英語を学ぶことによって、当人がどの
ように変化していくか、を確認することでしょうね。
 
 ◇
 
──雪国の雪は、どれくらい降りますか?
 
昭和31年(1956)の豪雪では、4〜5メートル積ったこともあります。
もちろん国鉄はストップ、みんな二階から出入りしましたね。救援に来
た自衛隊員の中に、鹿児島の出身者がいて、この雪はいつになったら溶
けるんですか(笑)本気で尋ねたくらい、はじめての人には信じられな
いんです。この下に家あり、と立札が立って、曲った道も最短距離で歩
いて行けるわけです(笑)吹雪の時には、大人でも迷子になりますから、
交差点に青竹を立てて道路標識にします(笑)。
 
──その雪が溶けないとすれば、どうするんですか?
 
だいたい1メートル積ったら、戸が開かなくなりますから、雪おろしす
るわけです。年に一回は必要です。そのつぎに雪あげ、といって屋根よ
り高いところへ移すのが二回くらいですね。年間8メートル降ります。
高校生のとき、アルバイトで雪おろしをしましたが、一軒で半日かかり
ます。当時で3000円という重労働ですね。
 

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09月06日(水)
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