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Kenの日記
by Ken
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■旧友との夕食
12月初旬から山口県下関に滞在しているのですが下関には大学時代に同じゼミだった旧友が住んでいるのです。彼の実家は山口県の瀬戸内海側の島(広島県に近い)で旅館を営んでいたので、私の広島勤務の時代に彼の実家を訪れたことがありました。その後彼の東京勤務時代に何度か会いましたが、お互い還暦になった今年下関で会えることとなったのです。今日は彼の自宅マンションを訪問し、その後で彼がアレンジジしてくれた下関料理の店で大変美味しい晩御飯を頂くことになりました。彼が考えて注文した料理は下関を一晩で満喫して余りあるものでした。
還暦を迎える年代になると仕事でも家庭でも様々な変化が起こります。彼は30年以上務めた仕事から離れて新たな世界に飛び込もうとしています。私はというと同じずっと同じ系列の会社とは言え「船の乗る仕事」に変わろうとしています。そのために下関までやってきました。不安と期待が混ざったかなり複雑な心境であることに違いはありません。ちょうど就職期を迎えた大学時代のようなものです。其の頃の心境に近いものがありお互い懐かしくかつ気恥ずかしく思い出しているのだと思います。
一方学生時代には考えていなかった様々な課題もも目の前にぶら下がっています。自分・妻の健康には十分気を付けなければなりません。若いころも「無茶」はできなくなりました。自分・妻の親のこともあります。私の方は自分・妻の親は全員亡くなってしまいましたが、彼は当面お母さんの介護に時間が必要となる状況だということです。空っぽになった田舎の土地・建物の問題もあります。またお墓・お寺さんとのお付き合いもあります。彼は田舎から墓を移してお寺さんとの関係も下関で新たに始めたようです。私はお墓・お寺さんとの関係を田舎の残したままにしています。既に大きくなった子供たちの結婚問題はお互いまだまだ解決は遠いようです。色々な課題がありますが、全て円満になどと考えずに少しずつ取り組んでいくことが必要だと思います。そんな気持ちが共感できるので彼と話していると気が休まります。
12月20日(日)
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