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Kenの日記
by Ken
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■ワールドカップアジア予選で日本引分け
2018年ロシアで行なわれるFIFAサッカーワールドカップアジア予選がいよいよ始まりました。今日は日本の最初の試合でした。場所はサイタマスーパーアリーナ。観客席は99%日本サポーターで埋め尽くされました。日本代表はこのファンの期待を見事に裏切ってくれました。勝ち点3の勝利は当たり前で、過大は何点取るかどのような勝ち方をするかだとNHK解説者が話していましたが、結果は「0対0」の引分けに終わりました。
日本のサッカーは昨年のブラジル大会のようなサッカーから進化していることは確かだと思います。練習試合では日本の変身した姿を見ることができました。特に変化した点は「自陣でボールを奪い、素早い速攻で相手守備陣が十分な体制を作る前に点を取る」というヨーロッパでは当たり前の「機動力サッカー」ができるようになりました。武藤とか永井とか若くて足の速い選手はこの戦法にピッタリはまりました。
ところが今日の相手シンガポールは見事に日本の攻撃を封じてしまいました。日本に速攻をさせない手段を講じたのでした。それは日本陣内に攻め込んだ時に無理をして日本フェンス陣にボールで奪われるのではなく、ゴールの可能性が小さくともとにかくシュートで攻撃を終わらせ続けたのでした。ボールがデットになったりキーパのキックから再開されるのでシンガポールの選手は自陣に引き返す余裕が生まれます。結局日本チームは最近身に付けた機動力サッカーを使うことができませんでした。
こうなると日本チームはブラジル大会まで慣れ親しんでいた「ポゼッションサッカー」をするしかないことになります。シンガポールは自陣に全員が引いて守備にあたり、日本のフォワードに対して厳しくマークするとともに、オフサイドの罠をしっかり張り巡らすという戦法と、センスの良いゴールキーパーの活躍で日本の得点チャンスを悉く潰すことができました。シンガポール代表の統一されたチームワークと個人技、日本をゼロ封にしようという執念に日本チームは跳ね返された感じです。
日本代表チームはシンガポールの戦術を甘く見ていた感があります。ボール支配率は圧倒的に日本が上回っていましたが、ゴール前を硬く固める守備をこじ開けることは予想以上に難しかったのです。それにも拘らず数少ない貴重なチャンスをミスで潰したり、バックパスで相手に守備陣建て直しの時間を与えたり、危機意識が足りなかったと思います。ハリル・ホジッチ監督言っていた「罠」とはこのことだったのでしょう。
06月16日(火)
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