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Kenの日記
by Ken
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■最近の阿倍首相の動向が気になります。
昨年の秋以降、阿倍首相の「言動・判断」に「?」を感ずることが度重なっています。国民の多くの方も気になっていると思います。第一次内閣の時は体調不良で退きましたが、今回は別の心配事がでてきました。以下列挙します。
@ 昨年11月に意味無く衆議院を解散して12月に衆議院選挙を行ったこと。衆議院選挙は予想通り「自由民主党・公明党」の与党の大勝利でした。しかし選挙のための費用「700億円」は本当に国民のためになったのでしょうか。選挙で目立ったことと言えば、現職野党第一党の代表の「海江田氏」が落選したことぐらい。選挙をしなくても当分自民党政権が続いたでしょう。
A 昨年11月の沖縄知事選で現職(自民党寄り)の「仲井眞氏」を「翁長氏」が破って当選しました。これは普天間基地の辺野古移設反対の沖縄県民の意思表示でした。沖縄県民の選んだ新知事に対して「阿倍首相・菅官房長官」は面会を拒否しています。更に「報復」のような形で2015年予算における沖縄関連予算を削減しました。沖縄県民の意思を無視する非常に大人気ない行為だと思います。
B 2015年1月17日は阪神淡路大震災発生から「20年目」の節目の年でした。神戸市で開かれた「追悼大会」には天皇皇后両陛下が出席されて被災地の住民等と共に震災で亡くなった方々を追悼しました。阿倍首相はこの重要な式典に参列しないで、経済界のリーダを引き連れて「中東(エジプト・ヨルダン・イスラエル・パレスチナ)歴訪」に出かけてしまいました。
C 第二次世界大戦終結から70年の節目の年でイスラエルの「ヤド・ヴァシェム(ホロコースト博物館)」を訪問して献花を行い「声明」を発表しました。しかし、嘗て枢軸国3国の一角を占めた日本の現役リーダとして「アジア・アメリカ」にある第二次世界大戦記念碑に対してどのような行動を採ろうとしているのか全く情報発信がありません。中東歴訪出発直前に「阿倍首相パール・ハーバー訪問」という観測記事が流され官邸は直ぐに否定しました。中国・韓国との関係は極度に冷え切っています。
D 中東歴訪で如何にも金満であるかのように25億ドル(3000億円)の「支援」を打ち出しました。(エジプト430億円、ヨルダン150億円、パレスチナ120億円、イラク・レバノン240億円で残り2000億円は使途不明です。)イスラエルではアメリカでさえ手を焼いている入植地からの撤退の国連決議遵守をネタニアフ首相に迫りました。ネタニアフ氏が「過激派のテロは日本にも及ぶかもしれない」と警告した直後に「ISIS」が二人の日本人人質の命と240億円の身代金の交換を要求してきました。
円安・株高がアベノミクスの効果だとして成果を強調する阿倍総理ですが、歓迎しているのは「首相の取り巻き」だけではないでしょうか。アメリカのオバマ大統領がレイムダック状態なので「阿倍首相」のハイプロファイルが目立ち過ぎです。「攻撃的武力」を持たない日本が積極的平和主義を主張してアメリカ・ヨーロッパを支援するときに、「テロ脅威から日本国民を守る術」は何なのでしょうか。紛争地域だけでなく世界各地に「世の中の危険に無頓着な」日本人観光客が溢れています。積極的平和主義を推し進める阿倍首相はまず「国民に覚悟を求める」必要があると思います。
01月21日(水)
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