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Kenの日記
by Ken
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■日本の株価暴騰
今日10月最後の東京証券取引所のでは午後2時過ぎから株価が暴騰しました。結局今日の日経平均終値は「16,413.76円」で前日終値に対して「755.56円」の上昇となりました。これだけの上昇は私は記憶になりません。大暴落はあっても大暴騰は無いのですが今日の状況は非常に稀な現象だと思います。

昨日アメリカが量的拡大金融緩和策を終了するという決断をし、アメリカの金利が今後上昇するだろうという予測がなされたので、私は今日の相場は少しは上昇するだろうと予想していましたが、日本で日銀が金融緩和策を強化するという情報がなされた後に急激に円安が進行し株価も連動して上昇した模様です。夜家に帰ってネットの情報をみて一瞬目を疑いました。

今晩のどこのニュースはこの株価暴騰・円安進行のニュースを1番に取り上げていましたが、警戒する意見も結構ありました。このまま一本調子で進むとは思えず注意は必要だろうと思いました。経済解説者たちには「消費税10%」のための「政府・日銀の阿吽の呼吸」の施策とする意見が多かったようです。基本的に政府や銀行の方々は「お金持ち」で財産を様々な投資先に分配していて当然「株式・投資信託」などの保有もあるでしょうから、株価の上昇には敏感なのでしょうが、多くの若者や子育て世代にとって「株価」上昇はそれ程の影響があるのか怪しいものだと思います。

まずは「デフレ脱却」ということは分かりますが、嘗ての高度成長時代には「家電・自動車・住宅」等への旺盛な需要があり、それに対してメーカーは安くて良い製品をどんどん開発・導入しました。庶民は望みの生活を手に入れるために、まずは貯金しました。その頃金利が現在の10倍以上ありましたので、一生懸命働き節約すれば良い暮らしが手に入ったのです。現在は金利が安いので貯蓄インセンティブは殆どゼロですが、その代わり乱高下する株価・便利になった為替取引でも金融取引で財産を増やす方法がちられていますが、こちらはリスクも伴います。

人口が減少し、日本企業の新製品開発力が以前よりも大分落ちている現状で、株価・金融商品取引が活況を呈するというのは如何にも不健康な感じがします。東京オリンピックが控えていますが基本的には使えるものは最大限利用して節約して行うことがベストだと思います。借金して大規模なインフラを構築して将来の日本国民が借金を返せるのか怪しいと思います。
10月31日(金)
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