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Kenの日記
by Ken
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■インチョンのアジア大会
先週金曜日から韓国のインチョンで「アジア大会」が開催されています。開幕当初は柔道・水泳の日本が得意とする種目が集まっていますが、水泳の「萩野公介選手」の活躍には目を見張るものがあります。自由形個人種目において日本人がメダルを取ったことはこれまであったのかしら。しかも彼は個人メドレーも得意とする万能選手です。日本人男子スポーツ選手が世界レベルに達したことは歴史的快挙だと思います。

少し前に「全米テニス選手権」で「錦織圭選手」が決勝に進み準優勝しましたが、最近の若い日本人選手の活躍はたいしたものだと思います。「萩野選手・錦織選手」とも体格においては欧米あるいは中国の大型選手に及びませんが、そのハンディを乗り越える技術力・精神力を身に付けていると思います。そしてインタビューで見る限り二人とも好青年です。

萩野選手は20歳、錦織選手は24歳です。彼等が義務教育を受けた時代の「ゆとり教育」がこの活躍をもたらしたのであれば「ゆとり教育」を再評価すべきかもしれません。昔のように「精神力」とか「根性」とかに訴えずに科学的に手法に則って努力し、強い精神力と明るい「ノリ」で困難を乗り切る強さは、現代的で非常にスマートです。

こうした傾向は、若者全体の平均値が変化したのではなく、若者の多様性が更に進化したものだと位置づけるべきだろうと思われます。大成功する例もあれば逆に人生を台無しにする若者も出現しているのかもしれません。嘗てのように平均値的な人間が大量生産されるのではなく、様々な個性的な人間が出現する世界に変化してきたのだと思われます。こうした変化がどのような社会変化をもたらすのか。注意してみて行く必要があると思います。
09月23日(火)
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