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Kenの日記
by Ken
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■NHKのドラマが好調?
NHKの朝の連続テレビドラマ「花子とアン」と日曜夜の大河ドラマ「軍師官兵衛」が人気が出てきて高い視聴率を得ているようです。「軍師官兵衛」は最初の頃こそ視聴率が低迷していたそうですが、「本能寺の変」あたりの激動時代に入ってから視聴率が上昇してきたようです。さらに「花子とアン」では「白蓮事件」が非常に話題性があり「白蓮ブーム」を起こしそうな勢いです。
このNHKの二つのドラマで共通していることと言えば、主人公よりずっと話題が多くて有名な「脇役」を登場させ、その役は主人公を演ずる役者よりずっとベテランの俳優が演じているので、その「脇役」の魅力で視聴率を稼いでいるということです。
「花子」の友人の「柳原白蓮」は大正から昭和にかけての有名人で、華族出身で財閥に嫁いだ美人女性の「駆け落ち」事件は今の時代ならワイドショーのネタとして大きな話題となっている代物です。女性の権利確立とか社会進出が少しずつ実を結び始めてきた頃の話なので、今の風潮にもあっているのかもしれません。
「官兵衛」の主君「羽柴秀吉」の「備中高松城の水攻め」、「中国大返し」「山崎の合戦」については大河ドラマで何回演じられたか分かりません。秀吉の天下取りの名場面です。この場面をドラマに組み込めば高い視聴率を確保できることは目に見えています。
二つのドラマとも「白蓮」「秀吉」のかかわった有名な事件に、主人公を上手に絡ませてあたかも主人公がキーパーソンとして活躍したかのようにストーリーを展開させていますがちょっと「やり過ぎ」の感が否めません。視聴者としてはドラマを楽しむことが出来ればよれで良い訳で、脇役が主役を食ってしまっても構わないので、もう少し自然に話しを進めてもらいたいところです。
07月27日(日)
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