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Kenの日記
by Ken
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■ベネッセで情報漏洩事故(事件)
通信教育大手の「ベネッセ」で大量の顧客情報が流出しました。大量の顧客情報を管理する業種ですので情報管理は徹底されているはずなのですが、今回委託先業者のオペレータが不正に情報を持ち出したようです。これまでの報道を見る限り、ベネッセ側には非が無く「情報の盗難」にあった状況のようです。世の中には「悪い人」がいますから、「悪い人」がコンピュータ技術者になって情報をオペレートする機会は無くなりません。
これから情報流出の様相が解明されてくると思いますが、基本的には「情報を管理する側」の責任を過度に考えないで欲しいと思っています。「情報を管理する側」の対策、「犯罪者の特定・逮捕、罰則」、「情報流通市場の管理」「管理すべき個人情報の範囲の適正化」などのバランスを考えながら慎重に「情報管理」を考えて欲しいと思います。極点に走ると非常に「匿名性が高く」「秘密だらけの」「堅苦しい」世の中になってしまいます。
今回「情報」の世界にも「古物商免許」のような制度を導入すべしという動きがあるようです。古美術品と同じで盗難事件を撲滅することはできませんが、その「取引市場」を監視すれば「悪い人」が悪事を働く機会を減らすことができるので犯罪を減らす効果は大きいと思います。昨年「ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)」がバージョン2013に更新されましたが、こういう「事件」があると「見直しあるいは追加措置」の必要性が浮上してくる可能性があります。「極悪人の存在」のために家の防備をどんどん強くしようという単純な発想は止めてどうかと思いますが。
07月11日(金)
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