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Kenの日記
by Ken
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■ブラジルワールドカップ日本代表
ブラジルワールドカップの日本代表選手が発表されました。フォワード陣は久しぶり選出の「大久保」を含めて、岡崎・本田・香川・清武・柿谷・斎藤・大迫の8選手。果たしてこの陣容で予選リーグを突破できるかどうかかなり厳しいと思います。
現在ヨーロッパチャンピオンリーグの決勝戦を控えているところですが、決勝に駒を進めた優勝候補筆頭の「レアル・マドリッド」には「ロナウド・ベイル」の二人のフォワード選手がいます。二人とも自陣からドリブルで駆け上がり自らシュートまで持っていけるほどの「走力」と「技術」を持っています。レアルと並んで優勝候補と目されていたバイエルン・ミュンヘンも「ロッペン・リベリー」の二枚看板がフィールドの左右の長辺をハイスピードで駆け上がる攻撃を武器としています。最近の傾向は前回ワールドカップで優勝したスペインのパスサッカーの時代から変わろうとしていると思われます。
そうした観点から考えると「大久保・本田・香川・柿谷」あたりはスペイン・ブラジル流の「パスサッカー」選手に近いと思われます。バックからパスをもらった遠藤が起点となってキラーパスを出しフォワードは滅多に成功しないトリックプレーでチャンスを作って得点に持ち込むという攻撃パターンは、日本人より体格が良くて技巧派フォワードの対応を心得ている有力国の守備人がガードを固めてしまうと殆ど有効な攻撃方法にはなり得ないでしょう。「何度も責めるがゴールには届かない。相手のカウンターを食らって失点して、いつの間にか敗戦ムード」といういつもの負けパターンに入っていくことになります。
この流れを変えるために相手の意表をつく攻撃が必要になり、そのために長距離ドリブルができる「走れる選手」が必要だと思います。幸い「岡崎」がヨーロッパで得点を重ねていて絶好調なので、「岡崎」に「日本版ベイル」として縦横に走ってもらいたいと思います。「大迫」がどれくらい成長したかも楽しみです。斉藤はどちらかというとゴール前で走りまわるタイプのようですが、キープ力がありますから自陣から駆け上がるような攻撃パターンも可能だと思います。ロンドンオリンピックで活躍した「永井」のような「高速選手」をもう一人見つけ出すことができれば良かったのですが。
現在の「Jリーグ」で見られるプロレス興行的な「華麗に見えるパス回しサッカー」は、本気のワールドカップ本番では絶対通用しないことをまず確認すべき所から出発すべきだと思います。
05月13日(火)
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