ID:85567
Kenの日記
by Ken
[99190hit]

■韓国大統領選挙
12月19日に韓国の大統領が行われ、与党の「朴槿恵(パククンヘ)」候補が選挙戦を制しました。これで韓国に女性大統領が誕生することとなりました。今回の大統領選挙の投票率は75.8%に達したそうです。これは前回63%に対して12ポイント上昇したのだそうです。12月16日に行われた日本の衆議院議員選挙の投票率は59.32%だったとのこと。政権交代のかかった重要な選挙だったにも拘らず戦後最低の投票率となってしまったのでした。

韓国は大統領選挙・国会議員選挙の投票日は臨時の公休日となるようです。今年2012年の場合には4月11日の水曜日が国会議員選挙だったし、大統領選挙の12月19日水曜日が臨時休日となりました。臨時休日の投票率が75.8%ということで、それが高いか低いか判断が難しいところですが、投票率を上げるために平日に投票日を設定することも一案だと思いました。

韓国の大統領選挙は当初、与党セヌリ党「朴槿恵」候補、野党民主統合党の「文在寅(ムン・ジェイン)」候補、そして無所属で若者に人気のある「安哲秀(アン・チョルス)氏(50)」の三つ巴の戦いだと考えられていました。11月下旬に突然安氏が立候補を取り止めることとなりました。表向き安氏は野党統一候補の文氏を応援することとなるだろうと思われていましたが、結局安氏は積極的に選挙活動をしなかったようです。そして今回の選挙には興味が無くしたかのように19日に選挙結果を見ること無しにアメリカに旅立ってしまったのだそうです。

結果として与党の勝利となった大統領選挙ですが、「安」候補支持層の表は野党の文候補に回らなかったことがひとつの決定要因であったようです。日本の今回の総選挙においては、維新、太陽、みんな、未来などの第三極を標榜した政党が結集できず、その票が結果的に自民党に流れてしまったケースが多かったようですが、韓国でも「安」候補の票は野党に回らずむしろ与党を有利にしてしまった感があります。「安」候補はこれから既成政党と対峙する形で自分の政党を結成するとの噂があります。次の大統領選に向けて戦う組織作りに入ったようです。
12月20日(木)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る