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Kenの日記
by Ken
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■妻が緊急手術
8時前に手術を担当された医師の方がお見えになり手術の経過・結果について説明していただきました。最も順調に行っても最短4時間程度かかると知らされていいたので8時前に先生が来られたので少し驚きました。集中治療室のパソコンの前で妻の脳のCT画像を見ながら手術の経過・結果を聞きました。
妻のCT画像では「右・左(第一・第二)の脳室」の出血を示す白い部分は奇麗に取り払われ正常を示す「黒色」となっていました。第一脳室の血管の出血場所と思われる所は縫い合わせたとのことでした。手術は右脳室に近い脳に内視鏡を通す穴を開けて行われました。右脳室で起こった出血は第3脳室を経て「第2(左)脳室」に拡大するとともに、第3脳室から脊髄に向かう第4脳室に達していました。第3・第四脳室に及んだ出血は取れてはいません。しかし脳室の容積では左右側脳室(第一・第二)の容積が圧倒的大きくここの髄液に血液が多く含まれていることは大変危険な状態であったとのことでした。
第3・第4脳室は脳の奥深いため内視鏡で到達することは大変危険であるとのことでした。脳室を満たしている「髄液」は「第3脳室に流れ出し「左右の側脳室」・第四脳室を循環するものだそうです。第一脳室の出血がとまり、新たに作られる奇麗な髄液が循環しだすと、次第に脳室内に残った血液は薄められ正常に戻っていく仕組みになるようです。手術は順調に終了したようです。出血場所が違っていて探すことが出来ず出血を止められなかった場合には開頭手術に切り替える可能性もありました。
手術室から集中治療室に戻った妻は沢山の管が接続されていました。呼び変えるとウッスラと目を開けてこちらを認識するようでした。今晩容体が急変しなければ大丈夫だとのことでした。駆けつけた5人はこの日は一旦夫々の自宅に戻ることにしました。私と娘は息子夫婦の車で埼玉の家まで送ってもらいました。自宅に戻って娘に手伝ってもらって明日病院に持っていく物を準備してキャリーバックに詰めました。大変長い一日でした。
09月12日(水)
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