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Kenの日記
by Ken
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■歌劇「ドン・ジョヴァンニ」
ドン・ジョバンニは本当に最後まで悪役を演じてくれました。声も素晴らしいですが見栄えする容姿で、最後まで後悔しないプレイボーイを示してくれました。ドンア・アンナも非常に感心しました。言葉は分からないけれど、ドンア・アンナの性格を見事に表現していたと思います。そしてエルヴィーラです。騙されやすいけれど本当はとても優しいエルビーラです。これも理想の形に近い。更に細かい部分では、マゼットとチェルリーナの関係も細やかに表現していました。独唱も重唱もかなりの声量で、しかも音程が安定しているので心底オペラの筋に集中できたと言う感じでした。名人のチェンバロに支えられたレチタティーボの表現力が素晴らしかったことも付け加えておきます。
伴奏も一応「バーデン劇場オケ」ですがその正体は不明。最初の序曲と一幕の最初の部分こそ不安定な箇所があったものの、それ以降は非常に安定した伴奏を聞かせてくれました。どの楽器も溶け合う演奏法、音色を弁えているあたりはウィーンの伝統をしっかり体言していると思いました。特に金管楽器(ホルン・トランペット)とティンパニの音色には感動しました。管楽器もクラリネットを中心によく溶け合っていました。
このメンバーによる公演は1996年から毎年続いているようです。来年は「ラ・ボエーム」を持ってくるとのこと。非常に楽しみです。招聘元の力量が少し心もとなく、会場手配、プログラム作成等に難があるかもしれませんが、音楽そのものは本当に素晴らしいものです。東京都内での公演は無いかも知れませんから、都民の方には埼玉は見逃せないですよ。
10月04日(日)
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