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日々の暮らし
by nagomu
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■4時おき
羽田発6:35の飛行機に乗るために慌てて家を飛び出したら、喪服忘れた。最悪。
午後の便で来るY氏に持ってきてくれるようにお願いした。

但馬行きの便はプロペラ双発機で、どきどきした。
バイパスが出来たおかげで、但馬空港から祖父の家まではとても近かった。
叔父と母が迎えに来てくれた。
叔父と会うのは多分2回目。
1度目は多分10年ほど前だから、これはもう初対面と言っていい。

祖父は穏やかな顔だった。
生前、最後に会ったときより若いんじゃなかろうかと。
軽い梗塞があったらしく、合掌は出来ないんだそうだ。
ただ、口を閉じるためにリボンのついた輪ゴムが顔の周りに掛かっていて、悲しい場面なのに微妙な気持ちになった。

母は、案外元気そうだった。
祖父の年が年だけに、祖母の時より悔いも少ないのかもしれない。

訃報を知った人が取る物もとりあえず弔問に駆けつけて「先生、ありがとうございました」と字の如く伏して拝んでいるのを見て、ほんとに人望あったんだなあ…と不思議な感じだった。
や、信じてなかったわけじゃないんだけど、ぴんとこなくて。

通夜までには、兄や従兄弟も集まった。
これまた、会うのが10年ぶり2度目の叔父叔母従兄弟が何人も。
人の顔と名前覚えるの苦手だし、もう必死。
小学生だったのに、もう大学生なんだって聞かされて驚いた。
面識のない、年の離れた異性の従兄弟って…接点がないわ。
ちょっと話した子もいるけど。
それぞれの場所で、一生懸命暮らしているんだなと分かれば、それでいいんじゃないかと思った。

05月21日(土)
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