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日刊・知的ぐうたら生活
by schazzie
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■子どもが夜中にさまよう恐怖
今日も歌の練習。今度予定しているバンドはサックスがあるので、それが生きる曲を仕入れようと思い、ボビー・コールドウェルの曲を練習してみた。コールドウェルの曲は割にベタなラブ・バラードが多いのだが、節回しが複雑で、一瞬の気も抜けないものばかり。難しいけれど、3曲ほどトライしている。

お正月ボケで、まだ歌う体力が戻っていないのに、2日続けて3時間の練習は結構きつい。その努力が実ればいいが、果たしてこの先どうなることやら。時々虚しくなりつつも、それを振り切って、もともと空っぽな頭をさらに空っぽにして何も考えないようにしながら、練習に没頭している。

ところで、フィリッパ・ピアスの『Tom's Midnight Garden』を読んだ。いつ頃買ったものやら、とにかく昔買って忘れていたところ、何かでこれはいいというようなことを読んで思い出し、引っ張り出して読んだ。

これって幽霊の話なのかな?と思ったら、夢オチとは違うけれど、夢の話。全部夢であるってことではなく、時間が関係しているのでややこしいのだけれど、時間と人間の思いの強さが絡み合ったみたいなことなのかな。最後は夢でなく、実際の少年と少女(すでにおばあさんになっているのだが)が再会するわけだが、私的にはなぜかちょっと怖かった。

子どもが夜中にふらふらしているという図に、昔から恐怖を感じているため、トムが夜中に寝室を抜け出して、パジャマのまま遊びまわっているのを読んで、とにかく怖いと感じてしまったのだ(あちら側の庭園では昼間だったとしても)。夜中に、絶対にいるわけがない暗がりに子どもがいる場面を想像してみてほしい。それって怖くないですか?


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『Tom's Midnight Garden』/Philippa Pearce (著), Susan Einzig (イラスト)
ペーパーバック: 229ページ
出版社: Harpercollins Childrens Books; Reissue版 (1992/10)
ISBN-13: 978-0064404457 ASIN: 0064404455
内容(「MARC」データベースより)
友だちもなく退屈しきっていたトムは、真夜中に古時計が13も時を打つのを聞き、昼間はなかったはずの庭園に誘いだされて、ヴィクトリア朝時代の不思議な少女と友だちになり…。
01月12日(金)
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