ID:83698
日刊・知的ぐうたら生活
by schazzie
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■昭和の景色
サマー・リーディングはどうした?と言われそうだが、図書館でまた10冊めいっぱい借りてしまった。今回は、9月の初めに図書館の休みがあるので、正味3週間ほど借りていられるが、そういう問題じゃなくて、夏に読もうと思っていた本はどうなるのか。

でも、夏っぽい本をたくさん借りてきたので、とりあえずサマ・−リーディングにはなるんじゃないか?とか・・・自分で自分に言い訳しながら。それにしても、なぜこうも長野まゆみにはまってしまったかな?

少年のホモ話が多いのだけれど、すごく面白いというわけでもないし、私がホモ話が好きというわけでも、少年愛に目覚めたわけでもない。ただひたすら懐かしい思いがするのだ。長野まゆみの本を読んでいると、実家の古い家や庭などを、子どもの頃のままに思い出せるのだ。

それと、古めかしい日本語が綺麗で良い。会話部分はけして古くはないが、漢字の使い方やルビのふり方などに特徴があって、その音が絵になるような、言ってみれば宮沢賢治のような絵的な文章なのだ。

ともあれ、今では思い出でしかない実家やその周囲の風景などを、本当に懐かしく思い起こさせてくれる本たちで、内容はともかくも、とにかく今読んでおきたいという気持ちになる。それは書くほうも同様で、あの昭和の景色を、今書いておかなければならないという思いでいるようだ。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『銀河電燈(でんき)譜』/長野まゆみ
単行本: 204ページ
出版社: 河出書房新社 (1994/11) ASIN: 4309009441
内容(「MARC」データベースより)
妹としの魂を求め花巻駅を旅立った賢治。車中、賢治に語りかけられるメッセージは何か?列車はどこへ向かうのか?賢治と妹の魂と兄妹の因果を、銀河鉄道に同乗した一人の少年にチャネリングした、長野まゆみの異色最高作。


◆図書館貸し出し(→9/15)

『風が見ていた午後(上)』/タミー・ホウグ
文庫: 321ページ
出版社: ソニーマガジンズ (2006/04)
ASIN: 4789728463
内容(「BOOK」データベースより)
ミネアポリス市警内務監査課のアンディ・ファロンが自宅で遺体で発見された。その後、アンディの父で元巡査のマイクも遺体で発見され、どちらも自殺と見なされる。だが、殺人課の名コンビ、中年男のコヴァックとパワフルな美女リスカは、不審なものを感じた。調べるうちに、アンディが、父マイクを車椅子の体にした二十年前の殺人事件と、数カ月前のゲイの警察官カーティス殺害事件を調べていたことがわかる。それぞれの死に関わる人々の陰に潜む恐るべき秘密とは?サスペンスの熱き女王登場。

『風が見ていた午後(下)』/タミー・ホウグ
文庫: 356ページ
出版社: ソニーマガジンズ (2006/04)
ASIN: 4789728471
内容(「BOOK」データベースより)
ミネアポリス市警内務監査課のアマンダ・サヴァード警部補。陰ある美貌の奥には、決して他人にはふれさせない心の壁があった。コヴァックは事件を追ううちにアマンダに惹かれはじめ、やがて二人は一夜をともにする。いっぽうカーティス殺害事件では、すでに捕まっている男とは異なる犯人像が浮かびあがりはじめた。幾重にも隠されていた真実に迫るリスカとコヴァック。だが、真相がほの見えてきたことで、彼ら自身や家族にまで敵の魔の手が伸びてくる。そして事件は悲劇的なクライマックスへと向かいはじめた。

『雨更紗』/長野まゆみ
文庫: 148ページ
出版社: 河出書房新社 (1999/10)
ASIN: 4309405975
内容(「BOOK」データベースより)
その少年の肌は、あの碗の青貝のようで妙に照るんです…雨夜に哉を抱いたのは幽霊か?美しい教師に愛された少年は本当は誰なのか?雨にけむる生と死のあわいで揺れ動く魂の交流を描き絶賛された珠玉作。


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08月24日(木)
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