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日刊・知的ぐうたら生活
by schazzie
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■ウラジーミル・ナボコフの短篇全集
ナボコフの短篇全集が届いた。
これは以前から欲しくて仕方がなかったのだけど、典雅な文章が、個人的に好みである反面、ある部分では難解なナボコフの本を、本当に読むのか?という疑問がないわけでもなく、どうしようかな、と悩んでいたのだ。どこかで、短篇は比較的読みやすいというのを見て、それならと、とりあえず1巻だけ購入。

ナボコフはアメリカの作家だが、名前から分かるように、生まれはロシアだ。イギリスの大学に行き、その後ヨーロッパに亡命し、アメリカに渡ったのち、スイスで没する。というわけで、彼はロシア語と英語のバイリンガルで、後年はロシア語で書いた小説を英語に翻訳することに従事していたようだ。1999年には、生誕100周年を迎えているので、ナボコフ関連の本は比較的手に入れやすいようだ。画像は、今回の短篇全集には関係ないものだが、この写真、目が鋭くていい感じ。他の写真は全然違っていたりするのだが。。。私の場合、作家の顔で買ってしまうこともあるので、注意しなければ!(^^;
しかし、とりあえず私は、本棚の未読の本を減らすことに従事しなくてはいけない状況なので、せっかく届いても、残念ながらまだ手がつけられない。というか、本は読みたいと思った時に手元にないと、読むタイミングを逸する。今は、アメリカ西部・南部系に目が向いているので、ナボコフを読む雰囲気ではないのだ。

というわけで、南部系のマキャモンの『ミステリー・ウォーク』を読了。これは死者の霊と向かい合ったり、「シェイプ・チェンジャー」と呼ばれる邪悪な存在と対決したりと、結構不気味な世界で、怖がりの私としては、正直言って怖かったのだけれど、マキャモン作品の常で、主人公の精神的な強さ、善なる魂に救われた。得体の知れない「邪悪な存在」が現れるというのは、前に読んだ『スワン・ソング』を思い起こさせた。

本棚の未読の本を減らすということで、次はさらっと読める『レベッカのお買いもの日記(2)』を読むことにしたのだが、なんだかこのところ、レベッカ続きだ。デュ・モーリアの『レベッカ』に始まり、『ミステリー・ウォーク』でもレベッカ(主人公の祖母)が登場、そしてまた買い物中毒のレベッカの話。こういうのって、意識していないのに、なんとなく続いてしまうということがあるものだ。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『ミステリー・ウォーク』(下)/ロバート・R. マキャモン (著), Robert R. McCammon (原著), 山田 和子 (翻訳)
文庫: 375 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: 東京創元社 ; ISBN: 448855802X ; 下 巻 (2003/10)
内容(「BOOK」データベースより)
伝道者ファルコナーの迫害により、故なき制裁で重傷を負った父。ただ耐え忍ぶ母。二人を残しビリーは旅立つ。だが、邪悪なる影はいたるところに潜む。さらに、教団を継いだウェインはビリーを悪魔の化身と信じ、彼の命を狙う。だが、二人は知らぬまま、互いに運命の糸を手繰り寄せていた…。善と悪の対決を少年の成長に託して描く幻の傑作ダーク・ファンタジイ、感動の終幕へ。

◆Amazonから

『ナボコフ短篇全集』(T)/ウラジーミル・ナボコフ \3990
単行本: 508 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 作品社 ; ISBN: 4878933674 ; 1 巻 (2000/12)
内容(「MARC」データベースより)
「言葉の魔術師」が贈る短編小説の醍醐味。英米文学者とロシア文学者による初の全編新訳。「森の精」「ロシア語、話します」など、執筆年代順に、1920年代のおよそ10年間に書かれた35作品を収録する。
05月22日(土)
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