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日刊・知的ぐうたら生活
by schazzie
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■孤高のカウボーイ
図書館で、<The Edge Chronicles(崖の国物語)>シリーズ2巻目の『Stormchaser』の固有名詞の対訳表を作ってきた。感想を書くときに、一緒にアップしようと思う。

このシリーズが出版されたときには、どうせドタバタなファンタジーだろうから2冊も読めば十分だろうと思って、PBも2作目までしか購入していなかったのだけれど、予想を大きく裏切って、とてもよくできている物語だったため、図書館にあった3、4作目をまとめて借りてきてしまった。でも、3作目からは手元に原書がないので、固有名詞の対訳表は途中までしか作れない。

ただ対訳表まで作っても、「ハリポタ」のように超有名な作品というわけではないから、「ゴウママネキが・・・、オオハグレグマが・・・」なんて話をしても、おそらく誰にも通じないだろうというのが寂しい。(^^;

今日の図書館での一番の収穫は、コーマック・マッカーシーの『平原の町』だろう。『すべての美しい馬』が気にいったので、この「国境三部作」も買おうかどうしようかと思っていたところ。本にはさんであった貸出票によると、2作目の『越境』も図書館にあるようだから、最終的には三部作を全部読みたいと思っている。マッカーシーを気にいるなんて、全然思ってもいなかったのだが。。。

マッカーシーは、小説を書くということに独自のこだわりがあるようで、そのため彼も貧乏だったようなのだが、それに対する姿勢がオースターとは全然違う。まさに彼が描く「孤高のカウボーイ」のイメージそのままだ。詳細はともあれ、個人的にはマッカーシーの生き方のほうが好きだ。オースターの小説は好きだが、「昔はこんなに貧乏だった」というエッセイを売るオースターは好きではない。

図書館の帰りに BOOK・OFF を覗いたら、ジョン・アーヴィングの『熊を放つ』があった。これは村上春樹訳なので(実際には柴田元幸氏を含め6人がかりで訳しているのだが)、この作品だけは何としても原書で読まなくては!と思って、今まで購入していなかったのだが、アーヴィングの作品で、これだけ持っていないというのも何だし・・・。半額だから、とりあえず買っておこうかと。

これが100円だったら、ダメもとでいいんだけれど、半額でも高すぎると思うかもしれない、としばらく迷った。というか、読まなきゃよかったと思うかもしれないというのが怖い。やはり原書で読んでから、最後の最後の切り札としてとっておくべきだと思う。翻訳で読まずにすめば、それに越したことはない。


〓〓〓 BOOK

◆BOOK・OFF

『熊を放つ』(上)/ジョン・アーヴィング \450
内容(「BOOK」データベースより)
ウィーンの市庁舎公園で出会った二人の若者ジギーとグラフ。中古のロイヤル、エンフィールド700CCを駆り、オーストリアの田舎を旅する二人が見つけたものは、美しい季節の輝きと、手足のすらりとした女の子ガレン。すべてはうまく運ぶはずだった。ジギーが、動物園襲撃などという奇妙な計画を持ち出すまでは…。瑞々しく、痛々しく、優しく、そして未完成な青春を描くジョン・アーヴィングの処女長篇。
『熊を放つ』(下)/ジョン・アーヴィング \450


◆図書館

『平原の町』/コーマック・マッカーシー
内容(「BOOK」データベースより)
1953年、十九歳のジョン・グレイディは、メキシコとの国境近くの小さな牧場で働いていた。馬の扱いにかけては天性の才能をもつ彼は、ビリーをはじめ年上のカウボーイたちにも一目置かれていた。そんなジョン・グレイディが、娼婦というにはまだ幼いマグダレーナと激しい恋に落ちる。ふたりは密かに結婚を誓い合い、ジョン・グレイディは愛馬を売る決心までする。その固い決意に説得をあきらめたビリーもマグダレーナの足抜けに力を貸すが、非情な運命はふたりを引き裂いた…。苛酷な世界に逆らい、烈しく直情のまま生きる若者の生きざまを、鮮烈に謳い上げる、アメリカ青春小説の記念碑。

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05月05日(水)
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