ID:83698
日刊・知的ぐうたら生活
by schazzie
[362807hit]
■「リーグ・オブ・レジェンド─時空を超えた戦い」
映画「リーグ・オブ・レジェンド」を観て来た。
「誰ひとり、ただ者じゃない」7人(透明人間、トム・ソーヤー、冒険家アラン・クォーターメイン、吸血鬼ミナ・ハーカー、ネモ船長、ドリアン・グレイ、ジキル博士とハイド氏)が勢揃い!と言っても、本に興味のない人には何のことやら?な映画だろう。でも、7つの原作を全て読み、準備万端で出かけた私には、とても面白い映画だった。
原作と違うだろー!という部分も多々あったが、それはそれ、これはこれで、違う部分もまたあとで話題にできるといった、本好きのためのエンターテインメントといった趣。しかし英米の子どもたちは、これくらいの本は当然読んでいるだろうという前提で作られているのだろう。映画が始まる前に、それぞれの本がプロローグになっているわけで、それを知っているのといないのとでは、やっぱり楽しさが違うと思う。それと続編のあるものに関しては、そちらも読んでいないとわからない部分があったりして、なかなか深いぞという感じ。つまり、物語は結末までちゃんと読みましょうってことかな。
友人と一緒に行ったのだが、冒険家アラン・クォーターメインが主人公の『ソロモン王の洞窟』は、私が読んだものと彼女が読んだものでは内容が違っていた(私が読んだのも短縮版だが)。講談社の「痛快 世界の冒険文学」シリーズで読んだらしいのだが、このシリーズは日本の作家が書き直しているシリーズで、作家によってかなり脚色がしてあるらしい。大筋は外してはいないものの、「原作」として読むには避けたほうがいい。
映画のあと、お茶(ビール)を飲みながら、「そもそもなぜトム・ソーヤーが超人の中に入っているわけ?ハックルベリー・フィンじゃダメなの?」とか、「ネモ船長ってインド人か?」とか、「ドリアン・グレイのあの肖像画は見たくなかったね」とか、延々と話が尽きなかった。その上あの映画の中には、7冊の本だけでなく、他にも名作が隠れていそうだ。敵役のファントムはガストン・ルルーの『オペラ座の怪人』だろうし、ネモ船長の部下のイシュマエルは、おそらくハーマン・メルヴィルの『白鯨』の語り手の名前だろう(ちなみにリンク先の八潮版は絶版になってしまったようで、今年3月に買っておいてよかった)。クォーターメインの友人のナイジェルもどこかで聞き覚えがある。
帰りにBOOK・OFFに寄ったら、『吸血鬼ドラキュラ』の続編というか、もしヴァン・ヘルシングにドラキュラが勝っていたら・・・という設定の本があったので、別の作家の手による続編は読まないという禁を破って買ってしまった。巻末の登場人物リストを見て、虚実入り混じっていてものすごい本だなという印象。ドラキュラは怖い!と言いながら、はまったかも。(^^;
追伸:ショーン・コネリーファンの方に
映画そのものは「バットマン」のようなコミック的な雰囲気も漂っていて、けして芸術的とは言えませんが、ショーン・コネリーはカッコ良かったです。
〓〓〓 BOOK
◆BOOK・OFF
『人生におけるいくつかの過ちと選択』/ウォーリー・ラム \650
出版社/著者からの内容紹介
〈全米各誌紙絶賛!No.1ベストセラー登場〉
ドロレスの人生は小さな不幸の連続で始まった――。
トラウマを抱えて生き続けなければならない現代人のための癒しの書。
未熟な母親と浮気性の父親をもつドロレスの人生は幼い頃から躓(つまず)きの連続だった。両親の離婚、苛(いじ)め、暴行事件、ひきこもり……。冷たく苦しい現実にもがき苦しみながらも、必死に救済を求め、しかし彼女は壊れていく。不器用にしか生きられない、その叫びに全米が共感。生きることの意味を問うベストセラー。
『カラー・パープル』/アリス・ウォーカー \250
内容(「BOOK」データベースより)
[5]続きを読む
10月15日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る