ID:83698
日刊・知的ぐうたら生活
by schazzie
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■「ローマの休日」をスクリーンで
映画「ローマの休日」を観に行った。
平日の朝いちの回だというのに、満員。次の回は整理券がないと入れない状態だった。水曜日は料金が1000円だというのを差し引いても、リバイバル上映で、これほどまでに観客を動員する映画は、ちょっとほかには思いつかない。
製作50周年記念上映ということだったが、奇しくも今年6月に亡くなったグレゴリー・ペックの追悼記念にもなった形。映画の内容は今更言うまでもないだろうが、私の「究極の理想の男性」(実在の人物として)をスクリーンで見るのは、もうこれが最後だろうと思うと、思わず涙。
「ローマの休日」と言えば、オードリー、オードリー、オードリーで、たしかにオードリー・ヘップバーンもステキなのだが、グレゴリー・ペックをなくしては成り立たない映画。パンフレットに載っていた、映画評論家の渡辺祥子氏の文章を引用しよう。
アメリカ映画デビューだった新人オードリー・ヘップバーンを、当時すでに大スターだった彼が大きな包容力で支える姿の頼もしさは、それだけで女性たちの心をときめかせた。
(中略)
無名の新人オードリーの将来を見抜いた彼が、「グレゴリー・ペック主演ローマの休日」となるところを「グレゴリー・ペック、オードリー・ヘップバーン主演ローマの休日」にさせた、というエピソードを知ればさらに彼の謙虚な人柄と思いやりに魅せられる。
(中略)
彼は、アメリカ人が理想とする一市民を演じ、そこに生きている人間の血を通わせた。若い日の彼は確かにうまい演技派ではなかったが、彼を見ることでアメリカの観客は、どんなことがあってもこういう人が存在する限りアメリカは大丈夫、という安心感を抱いてほっとしたのではないかと思う。
というわけで、オードリーを一躍大スターにしたのは、グレゴリー・ペックであり、アメリカの「良心」や「誠実」を代表していたのも彼だった。そのペックがいなくなってしまった今、アメリカはもう安心なんかしてはいられないだろう。あんな俳優はもう二度と出てこないだろうから。アメリカだけでなく、日本でだってそう思う。あんな人はもういない。そう思うと心の底から悲しい。パンフレットを見ながら泣いている私って、変ですか?
〓〓〓 BOOK
◆紀伊国屋洋書バーゲン(2)
『Harry Potter and the Prisoner of Azkaban』(US版ハードカバー)/J.K.Rowling \2800-\1100
※「ハリポタ」第三巻。
UK版はハードカバーもPBも全部揃っているのだが、US版のハードカバーはまだ揃っていない。
『The Mulberry Tree』/Jude Deveraux \1590-\400
※この夏のニューヨーク・タイムズベストセラーリストに載った本で、買おうと決心したものの、直前でやめておいたもの。バーゲンに出る気がした。でも、サマー・リーディングでこの人の『The Summerhouse』を読み始めたものの全然進まなくて、途中で止まっているんだけど・・・。
◆Amazonから
『The Monk』(Oxford World's Classics)/Mathew Greogory Lewis \1985
※以前に書店で見て以来ずっと手に入れたいと思って、Amazonで価格の変動を見ていた。2000円を切ったし、これまでで一番安くなったので、そろそろいいかと。ゴシック小説。文庫本くらいの小型のハードカバー。解説はスティーヴン・キング。
<邦訳>
『マンク』/マシュー・グレゴリー・ルイス (著), 井上 一夫
価格: ¥3,689
単行本: 642 p ; サイズ(cm): 20
出版社: 国書刊行会 ; ISBN: 4336037477 ; (1995/06)
内容(「MARC」データベースより)
若き僧院長アンブロシオは、修道院に入り込んだ美女の誘惑にかかった。戒律を破った彼は殺人、強姦、黒ミサとあらゆる悪徳に身を沈めていく。すさまじい背徳と残虐によって不当な評価を受けてきたゴシック小説の傑作。
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09月17日(水)
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