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日刊・知的ぐうたら生活
by schazzie
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■ジェーン・オースティンの本
◆ジェーン・オースティンの本

ジェーン・オースティンの本を続けて2冊読んで以来、どうも他の本(指輪物語を除く)がつまらなく思えて、なかなか集中できない。
オースティンの本は最初からいきなり引き付けられるのだが、他の本は入り込むまでが容易じゃなかったりする。出だしでいきなり引き付ける本は少ない。「最初の3行が大事!」とは知り合いのコピーライターの言葉だが、全くその通りだと思う。

しかし、人の好みは様々だ。
Amazonでオースティンの『説得』を見ていたら、こんなレビューが。。。

★★★
「よく言えば繊細で細やかな文章表現、悪くいえば複雑で退屈・・・。でも世間で言われているほどの退屈さは、私はそこまで感じませんでした。まぁ可もなく不可もなくといったところでしょうか」

え"ーっ!世間では本当に退屈だと言われているんだろうか?
夏目漱石も激賞し、サマセット・モームに至っては、自身の著書『世界の十大小説』に、ジェーン・オースティンの『自負と偏見(高慢と偏見)』を入れて、詳細に述べているほどなのに。

「複雑で退屈」としか感じない人は、エンターテインメント作品のようなものが好きなんじゃないだろうか?そういう意味では確かにたいした出来事も起こらないから退屈かもしれないが、そもそも次元が違うだろう。たいした出来事もないのに、どんどん読ませる力がすごいのだ。それがわからないなんて、お気の毒!


※注)
以上は、私の“自負と偏見”を持って語っているものです。文学や芸術の好き嫌いは当然あってしかるべきものなので、好きなものは好き、嫌いなものは嫌いでよろしいと思っております。



◆桜

東京は今日、桜が満開だそうだ。
しかし、どんよりとした曇り。午後からは雨が降りそう・・・。
今週末しかもたないだろうな。
今年は咲くのも異常に早かったが、散るのもまた早いのだろうか?
4月に桜がないというのもなんだかさびしい。
それにしても、お花見はいつも寒いという印象があるのは私だけ?
うららかな良いお天気の日には桜を横目に仕事が忙しかったりして、いざお花見に行くと、風が冷たくて寒いというのがお決まりだ。花冷えというやつ。明日あたり新宿御苑にでも行こうかと考えているが、例によって寒いだろうか???

子どもの頃、実家の近くには「桜土手」というのがあり、小学生の時には学校からお花見に行った。しかし別に楽しかったわけではない。そんな風情を感じる子どもではなかったようだ。
田舎だから、どの家にも庭があり、桜の木の1本くらいは庭にあったのである。わざわざ土手まで行かなくとも、桜は見れたのだ。そんな田舎でも、現在はお寺にでも行かなければ、立派な桜は見ることができなくなってしまった。うちの桜も切られてしまった。そして今ごろになって、切実に桜が見たいと思うのだ。勝手なものである。

わたしはきく、樹々のあいだにすわって、
  混じりあい とけあう 百千の音を。
しかし、このやさしい気配は わたしのうちの
  楽しい想いを やがて悲しみにかえる。

“自然”よ、あなたはわたしのなかの人間の魂を
  あなたが創りだした すばらしいものたちと結びつけられた。
しかし、ああ、人間はどのように人間を造ってしまったか。
  それを思うとき わたしの心はふかい悲しみに沈む。

――― ワーズワース



◆天気予報

明日は晴れて気温は高いが、北風が強いとか・・・

やっぱり寒いのかー。


─ BOOK INFO ─

◆ウィルヘルム=ハウフ『シュペッサルトの森の宿屋』読了


03月22日(金)
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