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SHIN-8's Talk to Oneself 2(コラム)
by SHIN-8
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■納得いかない取り締まり、どうする?
「では車に乗って下さい」
といままで書類処理していた警官がパトカーのリアシートに座ることを促す
しかし断固として拒否
また署名・拇印も拒否
すると

K:「行って頂く決まりになってますので」

S:「こちらは今回の取り締まりについて納得してません、その内容にサインする事なんて出来ますか!、だいたい任意じゃないんですか!」と青切符の「供述書」と書いてあるところをさして反論

K:あーでも無い、こうでも無いと説得に掛かる2人

S:しかし内容に納得できない供述書にサインは出来ないと断固拒否

こちらの一向に変わらぬ主張にあきらめて
「サインは良いから、反則金は納付して下さいね」
と訳の分からないことを言う警官

ここまでですでに一時間くらいが経過している
(おいおい二台もこんなに停めてるんじゃ本末転倒じゃ…)
こちらも暇ではないので、納付書だけを受け取って分かれた


さて、今回の違反(認めていないが)では署名も捺印もしていない
そんな内容に応じられるか!と全く気に掛けていなかったのであるが一ヶ月後ほどに「交通反則通知書」と再度「納付書」が送られてきた

すっかり忘れていたオレ
何のことか封を開けてやっと思い出す
このころになるとちょっとヤバイ気もしてきて、法に詳しい友人や裏事情に詳しい友人に相談、またサイトなどで調べ始める

すると、今後の流れがある程度分かってきた
この後に「出頭通知書」なる物が警察から送られてきて、それに応じなければ検察庁へ送致
検察庁が起訴と判断を下せば、その後に略式裁判か正式裁判になるが、略式であれば100%有罪判決、正式であれば有罪か不起訴の判断が下されると言うもの

そもそも、反則金制度というのは主に交通取締において、刑事罰に至るほどでないと思われる軽微な違反者に対して、通常の検挙(取締を受ける)→検察庁(起訴)→裁判所(裁判)→しかるべき罰則
という行程を踏まず、検挙された段階で被疑者が全面的に自分の否を認めた場合のみ、反則金を払って罪を償ったとする制度だという

要は急増する交通違反者に検察が対応しきれず、金と点数の処理が出来ればそれでokという制度だということ
じゃー、自分の否を認めてないしとことん付き合ってもらいましょと言うことで、更に情報を仕入れて備えるオレ
その後不起訴に導くべく対応策を練りながら進む決意を固めた


年末近くになっていよいよ「出頭通知書」が届く
はっきり言ってしまうとこれには全く応じなかった
年の暮れで忙しいと言うこともあるが、警察に出頭しても不利になる調書を取られるだけだし、なぜ今回の違反について非を認めないのかと説得されるだけである
また最終的に目標とするのは不起訴に導くこと
それにはこの段階よりも進まなくてはならず、放って置けば「不出頭の場合は、否認事件として検察庁へ送致」されるわけである

二月の中旬、忘れた頃に地方検察庁から封書にて「お尋ねしたいことがありますので…」と呼び出しの書面が来る

これからが勝負
検察官にて細かなまた切り込んだ取り調べを受ける可能性がある
向こうは法のプロであり、成り行きによっては自分に不利な供述をポロッとしてしまう事も想定できる
そのためにもその日のために、有力な資料と自分の考えを述べた「意見書」を準備

資料にはまるで実況検分さながらに、違反場所にて違反車を違反日と同じくに停め15枚ほど写真撮影
「ここに停めても何ら交通に支障はない」事をアピールし、表題と文章も合わせて一つにまとめた

次に周辺マップに交通標識の位置をマーキング
周辺をくまなく調べ上げ、標識の内容と位置を書き込んでいく

最後に意見書を作成
検挙された日の状況(なぜその場所に停めねば無かったか、また非を認めずサインしてないことやその理由)、反則切符を受け取ってもいないのに反則金の納付書だけ受け取ったこと、その後の流れなどを書き、先程の資料と一応「交通反則通知書」「出頭通知書」のコピーも同封して一冊にまとめた

そして当日、その資料を提出

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10月21日(木)
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