ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■突撃オモニの韓ゴハン。
前回の日記の続き。
池袋のラウンドワンを出た後、ビクトリアで息子・タク(中一)のテニス用品を買う。
タクは生意気にもテニス部に入ったのである。初心者なのでアドバイスしてくれる店員さんはいないかと探したところ、パッと見「寝起きの本田圭佑」みたいな店員さんが来た。
ポヤーンとした雰囲気ながらとつとつと親切に説明してくれ、ラケットとシューズ、あとバッグなどを買った。以前はサッカーをやっていたけど1年ほどで辞めてしまったタク。ある程度先が見えてしまうと醒めてしまう傾向がある。今回もすぐ辞めなきゃいいけど。
次は娘・R(中三)の希望で新大久保へ。新大久保から大久保にかけての界隈は、実は嫁や子供達には内緒でちょこちょこ来ている。
ネパール系のお店が多いのでダルバート(ネパールの定食)を食べたり、カレーの名店が多いのでお気に入りの店(魯珈)でカレーを食べたり、新大久保駅から大久保通りを挟んで北側のイスラム横丁でビリヤニを食べたりしている。非常に国際色豊かなのだ。ついでに夜になると現われる立ちんぼも国際色豊かである。こちらはまだ食べたことがない。
話を戻す。韓国のアイドルグループ「Twice」が大好きなRのお目当てはもちろんコリアンタウンだ。韓国料理を食べ、Twiceグッズを買い漁りたいという。今日は子どもの日なので子供が正義。まずはRが行きたい韓国料理の店に向かう。
メインストリートの大久保通りはものすごい人通りで目的地まで辿り着くことがまじで大変であった。歩いているのはRのような韓国女性アイドル好きの若い女の子と、男性アイドル好きのオバサンがほぼ半々、といった感じである。いろいろな韓国料理店が軒を連ねているが、もう午後3時を過ぎているというのに至るところで順番待ちの列が出来ていた。
僕らが目指したのは「でりかおんどる」という店。有名店なのでここも何人も人が並んでいて、
「うわ…これじゃ昼飯どころか晩飯になってしまう」
ラウンドワンで遊び過ぎたのを後悔しつつ、嫁達を並ばせておいて僕は他のめぼしい店を探してみた。もっと早く入れそうな店があったので「移動しようぜ」と嫁に電話したところ
「もう席についてるよ」
とのことでズコー。なら言えよ!
気を取り直してオーダーした料理はRの希望でチーズタッカルビ、サムギョプサル、サムゲタン、プルコギ丼。周りの人達もだいたいチーズタッカルビとサムギョプサルは頼んでいた。始めはもっと頼もうかと思っていたが思ったより量がありお腹がパンパンになってしまった。

チーズタッカルビ。思ったより辛いがチーズのまろやかさが合わさって美味しい。タッ(鶏)のカルビだピーヒャラピーヒャラ。なんちて。

サムギョプサル。これ自体はけっこう脂っこいが、サンチュを巻いてサムジャンをつけて食べると非常にアッサリ感じられて食べやすく、どんどんなくなっていってしまう。
「パパー、サンチュもっと食べたい。おかわり頼んでよ」
「分かってるよ!」
見てる暇があったら食べろ、話を聞いてる暇があったら食べろ、見ざる聞かざるサムギョプサル。なんちて。

サムゲタン。最後に運ばれてきたが願わくば一番最初に食べたかった。だってチーズタッカルビもサムギョプサルも味濃いんだもん。
アッサリかつ深みのあるとても優しい味。オモニの味といったところか。丸々入った鶏をほぐし、お粥を掬う手が止まらない。ずっとサムゲのターン。なんちて。
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05月16日(水)
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