ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■イーアル算数。
夜10時ごろ帰って来ると、娘・R(11才)がまだ起きてたので驚いた。
「宿題が終わらないのよ」
と嫁。なるほど、算数の問題集を開きながら固まっているRであった。覗いてみると、分数の足し算引き算の問題を解き、自分で答え合わせをやっているところであったが、通分も約分もまるで出来ておらず、ほぼ全問バツである。これほど分かっていないとは、と恐ろしくなり脂汗が出て来た。全然理解出来ていないから夜遅くなっても終わらないのだ。
「ちゃんと授業聞いてる?答え合わせして何が間違ってるかちゃんと確認しなさい」
と言ったら
「う…」
声を殺して泣き出してしまった。あああ…しまった。呆れ果てた感が伝わってしまったようだ。これではいかん、とし、
「よし、じゃあもう一回パパと一緒に問題を解いていこう」
「うん」
説教モードから励ましモードに切り替えて、1問ずつ教えて解いていくとようやく理解できたようで、徐々に自力でスラスラと問題を解けるようになった。
「もうパパに聞かなくてもできるよ」
泣いたRがもう笑い、最後は機嫌が直って宿題を終えた。ああよかった。
「パパもママもすんごい頭が良かったわけじゃないけど、そこそこ良かったから、君もやれば出来るんだよ」
「うん」
「パパは中学校で5番だったぞ。でも高校は60校のナンバーワンが集まるようなところだったから一気に落ちこぼれたけどね」
「それ何回も聞いたー」
やばい。同じコトを何回も言うのはオッサンの証拠である。
「ていうか授業ちゃんと聞けよ。あとチャレンジタッチやってるのか?」
「やってない…やってる時間なくて…」
チャレンジタッチとは、ベネッセの通信教育である。やってないとはどういうことだ。金払って個人情報漏らされただけになってしまうではないか。踏んだり蹴ったりだ。
「時間がないわけあるか。どんだけ多忙な小学生なんだよ。ボーっとしてる時間が多いんじゃないのか」
「うーん」
「よし、今度の休みにパパと一緒にやろう」
「うん」
そんなわけでつきっきりで指導することにあいなった。このチャレンジタッチが終わったら僕も自分へのご褒美として、いかがわしい店にでも行ってカワイイ女の子のおっぱいをチャレンジタッチしてこようかな。
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11月29日(土)
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