ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■由美たおる。
かつて「タオルふんふん」といえば、息子・タク(7才)のことであった。

産まれた時からどこに行くにもハンドタオルを必ず持ち、鼻や口に当ててふんふんしていたものだ。

タク
ふんふんするタク。

強制的にやめさせる気はなかったが、出掛けた先や電車の中で忘れたり、自転車に乗せている間に落としたり、など、数限りなくやらかしており、その度に探し回るという無駄な労力を費やしてきた。そういう時はさすがにカッとなって

「もうやめろ!」

と叱りつけたりしたのだけれどもそのまま従うわけもなく。ところが去年、何の前触れもなく

「もうやめる」

と言ったきり本当にやめてしまった。僕もある日思い立ってタバコを断ち、数年間禁煙は続いている。。辛かっただろうがタクなりに何か思うところがあったのだろう。は辛かったがよく耐えたと思う。しばらくは思い出したように

「ちょっと『ひとふん』だけ」

1回だけふんふんしたりしていたが、それをやってるのも見なくなった。

ところが今回のゴールデンウィーク中に長い間熱を出した際、ふんふんが復活してしまったのである。僕と娘・R(9才)が栃木の実家から帰ってくると、布団の中で熱と闘いながらタオルをふんふんしているタクの姿があった。

「あら、ふんふんまた始めたのかい」

「うん…」

一週間近く熱を出し、楽しみにしていた大型連休のお出かけがダメになってしまったことを考えると無理もないだろう。余程何かすがるモノが欲しかったのだろう。とてもからかう気にはなれず。

またタオルと過ごす日が再開するのか…と思ったらそうでもなかった。ゴールデンウィーク開け、ようやく熱が下がり学校に行き始めたタクはあっさりまたタオルを手放した。

「お、もうふんふん終わりかい」

とからかったら、

「うるさい!」

まだ病み上がりにつきテンションが不安定で乱降下しているため、怒られてしまった。

激おこふんふん丸。

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05月10日(金)
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