ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■ママさんバレー。ママさんやべー。
息子・タク(7才)が学校で使っている学習ノートを見せてもらった。
「ひとこと日記」という、短かい文で先生に向けて何かを書く、という課題が毎日あるようである。ツイッターのようなものか。読んでみるとタクの文は妙な言い回しがあってそれがわりと面白かった。特に目を引いたのが
「きょうは、あきばこでいみのわからないものをつくったよ。
もしかしたらすごいものになるかもしれない」
なんとも謎が多いこのひとこと日記であった。
「意味の分からないモノってどんなだー!」
「いまねえ、工作してるの。まだ作ってる途中なんだよ」
タクの拙い説明を聞いてもそれがどんなモノなのか分かるはずもなく。意味の分からないモノをすごいモノにしようと一生懸命なのだろう。
そんなことも忘れていた数日後、僕が仕事から帰って来たら、机の上に

こんなモノが。
「これはもしかして、意味の分からないモノだったヤツか?」
とタクに聞いてみると
「カバ!にしたよ」
これはカバなんだそうだ。タクなりによく考えて作ったのだろう。「よくできたね」と褒めてやったけれども、やっぱりその前の「意味の分からない状態だったモノ」の方が想像力をかき立てられる。
「カバもいいけど、意味の分からないモノってどんな感じだったんだ?」
ついガマンできず聞いてしまったら
「えーと…わすれた!」
さすが鳥頭。頭の中は上書き保存である。
それ以降、何故か僕の机にずっと飾られているカバ。よくよく見ると不思議な愛嬌もあってタクのセンスを感じる。親バカフィルターなんだろうけど…と思いつつ手に取ってみると
「めきめきめき」
あ、足が、取れちゃった…。
私カバよね〜。はカバかしくない状況に陥ってしまった。なんちて。
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11月05日(月)
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