ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
[5183200hit]
■ナチュラルハイ。掘ります掘ります。
嫁実家で娘・R(7才)と息子・タク(5才)が子供達がジャガイモ掘りをしていた。
嫁と嫁父が朝5時から子供達が採りやすいように下準備をしていたという。僕は何もしない人。

泥対策と日焼け対策をしたRとタクはアラブの人のようなイデタチになり、畑の土をほじくる。嫁はそれを追いかけて更に深く掘り、ジャガイモの掘り残しがないようチェックする。僕は何もしない人。ただカメラを構えるのみ。
「あったー!」
「でかい!」
などと叫びながら掘りまくるRとタクは本当に楽しそうであり山盛りのジャガイモを掘り起こすことが出来た。Rとタクは
「もう疲れちゃった」
暑さと重労働のせいで30分ほどでバテてしまったので、シャワーを浴びせてサッパリした。
イモ掘りを終え、僕は見ていただけだったが何かが物足りないような気がしていた。そこに嫁が
「なんかねー。土に虫が全然いなかったのよね」
と言うので
「それだ!」
まさにその通りだと思った。去年は土の中からミミズやら昆虫やら出て来てRとタクがキャーキャー言っていた記憶があるし、Rも
「虫がこわいの…」
と構えていたのに今年は全然なかった。
「きっと放射線のせいだよ!」
とりあえずそういうことになった。
「今年はダメになっちゃったイモも多いってお父さんが言ってたわ」
「それも放射線のせいだよ!」
とにかく怪しい事象は放射線のせいということになった。
シャワーを浴びた後、嫁母がスイカを出してくれたのを見て、
「夏に出来る食べ物は放射性物質を体から出してくれるのよ!食べなさい!」
嫁がすさかずそんなことを言う。しかし僕にはみのもんた信者のオバサンが言う話ぐらいにしか聞こえなかった。
「たっくん、スイカ食べない…」
タクはどうやらスイカが嫌いらしく、手を付けようとはしなかった。
「ほら、夏といえばスイカじゃないか。食べようよ」
と僕はすすめたのだが
「あなたは食べないの?」
という嫁のツッコミが。
「いや、まあ、僕は」
塩がかかってるから食べらんない、なんて嫁母の前で言えない…。
イモ掘りならぬ墓穴を掘ってしまったことよ。
応援クリックよろしくです。
←これだけでもいいので押してね。
←こちらもできれば。
はてなアンテナに追加
07月05日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る