ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■ときめいてる女の子、気にしないフリ男の子
日曜日の夕飯前、僕はお風呂に入っていて
「君たちも早く来なさい〜」
娘・R(7才)と息子・タク(5才)にも早く入るように言っていたタイミングに、
どたばたどたばた!
物凄い勢いで走って来る足音が外から聞こえた。
「Rちゃーん!Rちゃーん!」
近所のRと同じクラスの女の子達がチョコを持って来てくれたのであった。まだRは服を脱いでなかったようで大丈夫だったのだが、タクは既に脱いでいたようで
「たっくん!パンツ脱いでるのに出て来ないで!」
などとRに叱られており、風呂場までギャーギャーワーワー声が聞こえて来てうるさいのなんの。
翌朝、すなわちバレンタインデー当日の朝、その子が学校に行く時に
「昨日はありがとうね〜」
とお礼を言ったり
「お父さんにはあげたのかな?」
なんてことを話したりしていると、別の近所の子が
「バレンタインデーは水曜日ぐらいにして欲しいよ。土日だと作る暇がない」
とこぼしていた。なるほど、この子のお家はよく土日におばあちゃんの家に行ってるからなあ。それにしても小学生女子のバレンタインチョコって手作り派が多いんだろうか。
Rも作ってたしRが貰ったのも全部手作りだしこの子もそうだし。昨日も嫁がスーパーに買い物に行ったら、小3ぐらいの女の子がひとりで買い物に来ていて、ガーナチョコ10枚ぐらいをカゴに入れ、
「あと何を買えばいいの!」
とテンパリながらケータイで話していたという。僕、ガーナチョコが大好きだからガーナチョコで作るぐらいならそのまま欲しいなあ(別にオヤジの好みなぞ知ったことではないだろうが)
そんなチョコ話をしながら歩いていると、
「あ、パパのお弁当箱にチョコ入ってるからね」
Rが突然言うではないか!
「それってサプライズ的仕込みだったのでは…」
「?」
Rは無邪気な笑い顔を僕に見せる。ま、まあいいか…。言わないでおいて欲しかったなー…。
昼休み、こっそりお弁当箱を開けてみると、確かに小さな手作りチョコがひとつ、包まれていた。家に帰ればもっと大きなのが貰えるのだろうか。ならば子供達が寝る前に帰らなければならない。残業なんかしていたらとっとと寝てしまう。定時に帰るのだ。
すなわち、ちょっこれいと、ちょっこれいと、ちょこれいとは、定時、である。
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02月15日(火)
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