ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■朝火事
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一昨日の夜中、ウチの前を消防車がガンガン通って行ったと思ったら、今度は今朝ガンガン通って行った。夜討ち朝駆けか。
「あうう…うるさいなあ…」
サイレンで起こされる羽目になったがめちゃくちゃ眠いので、少しだけ目を開けて時計を見たら本来起きる時間より全然前である。しかしRとタクの声はしたので彼らは既に起きているようだ…ということだけ確認してまた寝た。
しかし程なくして消防車第二陣がまたウチの前をガンガン通って行き、再び目を覚ましてしまった。今度はRとタクはゴハンを食べていた。
「ううう…なんなんだっ」
まだ眠気がたっぷり残っているのに眠りを中断させられると殺意すら覚える。早朝の火事と電車飛び込み自殺は迷惑だからやめて欲しいなあ…。
「あなたホントに意地でも起きないよねー。あれだけうるさいのに」
嫁が呆れて言う。
「爺さん婆さんじゃないんだから限界まで寝るのは当たり前だっ。ていうか今起きたじゃないかっ。でも今度はどこが火事なのかな」
「あっ向かいの奥さんが出てった」
「えー。この朝のクソ忙しい時にヒマなんかね」
消防車やら救急車の音が続々近付いては遠ざかっていく。タクが
「こわーい」
と言って僕の寝床に入り込んできた。
「よしよし。パパと一緒に二度寝するかい」
タクはモフモフとぼくとじゃれあっていたが
「ちょっとタク!ちゃんとゴハン食べなさい!」
あっさり嫁に怒られた。
なかなか消えない火事ととかけまして、寝ながら食べる息子とときます。
そのこころは消火(消化)が悪い。なんちて。
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05月28日(金)
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