ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■スポーツの秋。嫁の嘆き。
娘・R(4才)の幼稚園の運動会。

朝7時半に場所取りに行ったら既にゴザが2列目まで埋まっていた。ドラクエ発売日か。

「Rちゃん、がんばれなー」

Rは朝からやる気満々。開会式にはキリッとした顔でまっすぐ立ち、園長先生のお話を聞いていた。

「皆さんお早うございます。天候に恵まれまして、今日は秋晴れ!」

秋晴れ!を

秋葉原ストリートニュース
アキバれ!と勘違いしてしまった僕は重度のネット依存症。

Rの年少組は、まずはダンスである。早速僕と嫁のカメラ撮影熱が高まった。嫁がビデオカメラを持ち、僕はデジカメを構える。息子・タク(1才)は母に託した。

僕らの席は本部席の反対側で、園児達は本部席に向かって整列するので僕らの席からは後ろ姿しか見えない。どうすんべかと考えていたら

「でもダンスだからぐるぐる回るのよ。だからどこから撮ろうと一緒よ」

ふふふ慌てなさんなと嫁は得意顔でビデオを構えていたのだが、僕は一応本部席横の隙間を拝借し、Rを正面から撮れる場所をゲット。お陰で最初から最後までRの一生懸命踊る姿を見ることが出来た。

「ていうか、全然回らなかったじゃん」

と嫁のところに戻ると

「後ろ姿しか撮れなかったあああああ!」

案の定絶叫していた。どうやら嫁の一人合点だったらしい。

「そんなことだろうと思って動画で撮っておいたよ」

「どこの方向からも見れるような振付をすべきだ!幼稚園にクレームつけてやる!」

モンスターペアレントが誕生した瞬間を見た。

次の出番はかけっこ。ほんの10メートルぐらいの距離だったのですぐ終わってしまったが、これは席からバッチリ見えたので問題なく嫁がビデオ撮影出来た…はずだったのだが、

「あれ?撮れてない!なんでえええ!このカメラおかしいよ!」

また嫁がしくじっていた。職場でもパソコンを使って仕事をしていてミスると

「ちゃんと操作したのに!このパソコンおかしい!」

と言う人はほぼ間違いなくちゃんと操作していない。自分のミスをメカのせいして逆切れする悪い例である。

最後は親子リレーである。Rが前で僕が後ろ、ダンボールで作った電車に入ってえっほえっほと走るのである。撮影はまた嫁に任せた。

「パパとRちゃんは緑組だからね!」

と指示してくれるRが頼もしい。本番も僕とRは息がピッタリ。きちんと走って次の走者にダンボール電車を託した。年少組の競技はこれで終わった。午前中で全て終わってしまい、後は親と一緒に観戦してよい。なのでRと手を繋いで戻ると嫁が怒っていた。

「何よ〜。ちょっとはカメラの方に顔向けてくれてもよかったじゃない」

嫁が怒っていた。

「そうも考えたんだけど、仮にも競技なんだから走ることを優先したよ」

「でも同じ緑組のみっちゃんとモナちゃんパパは手を振ってくれてたよ」

「そんなんだから緑組はドベ2だったんだろーが!」

真剣勝負派の僕とイベント感覚の嫁が激突した。

昼食は嫁が気合を入れて作った弁当。午後の部はRの出番がないので閉会式までRとタクと遊んで時間潰すべ、と考えていたがなかなかどうして、オーラスの年長組クラス対抗リレーがかなり盛り上がっていた。

抜きつ抜かれつの大混戦!トップが替わる度に観客のどよめきと悲鳴が!各担任が頑張れと大絶叫!ラスト2人目でまた1位と2位が逆転!アンカー勝負で更に逆転!そしてゴール!そのまま担任の胸に飛び込む!大歓声!担任、感極まって号泣!

そんな大人達が手に汗握った大レースの一方で…

R
Rは友達みっちゃんとひたすら地面に穴を掘っていた。超地味。

こうしてRの初めての運動会は終了した。

「Rはよく頑張ったなあ。全部バッチリだったね」

とRを褒める一方で、嫁は録画ミスのショックをまだ引き摺っていて、


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10月07日(日)
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