ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
[5183648hit]

■おなかの子、受難の日。
僕がタオルをぶんぶん振り回していたら
嫁のおなかにべしっと当たってしまった。

「あう。Rちゃんが…」

しまった。おなかの中のRちゃん(我が子の名)をぶってしまった。

なんということだ!この手で我が子をー!

「ごめんよオオオオ!お父さんが悪かった!」

嫁の腹にすがりついて謝ったものの、
我が子は聞き取ってくれたかどうか…。

更に嫁が布団に寝っ転がっていた時のこと。
僕は隣の部屋でネットをしていた。

「タバコの箱を見せて」

と嫁が言うので、「ほい」と箱を投げたら、

ぼこーんと、仰向けの嫁のおなかに当たってしまった。

「キャアアア、Rちゃーん!Rちゃーん!」

「ごめんよー!ごめんよー!
 お父さんまたやってしまっただよー!」

僕も嫁もパニックになってしまった。

子供に手を上げるような親にはなりたくないのだ。

時にはビンタをかますことも必要だろうが
(グーは良くないと思う)
それは怒りに任せて行き着く行為ではなく
子供に意思を伝えるための最後の手段としたい。

僕の母親はわりとポンポン引っ叩く人だが
父親は滅多に手を上げなかった。

それだけに引っ叩かれた時は相当に堪えた。
父親の掌から伝わってくる強烈な訴え。
それは頬の痛みよりはるかに重いものだった。

「Rちゃん、縮こまっちゃったよ…」

度重なる外からのショックで緊張してしまったのか。

いつもなら嫁が寝ている時のおなかは柔らかいのだが
触ってみるとカチコチになっていた。
許せ、娘。グレないでね…。

僕は嫁のおなかを撫でて詫びた。

嫁は相変わらず「でろーん」と寝っ転がっている。

…。

妊娠中で苦しいのだろうが、まるでひっくり返った
カエルのようである。

お股ぐらい閉じておいたほうが…。
もうちょっと、こう、「女」というものを…。

ドメスティックバイオレンスより
コスメティックルネッサンスを
切望して止まない。


マイ日記才人に追加
アリガトウゴザイマシタ。
07月01日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る