ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■♪幸せなら胎動で示そうよ♪
仕事で行き詰っていたりすると食が細くなる。
丸1日何も食べられなかったりする。

今日も全く食欲がなく、深夜まで起きていたけれども
腹は一向に減らない。

しかし嫁が作ってくれた夕飯は既に出来上がっているので
悪い気がする上に食べないと嫁が心配し出す。
無理してでも少しだけ食べるか…と

布団に寝っ転がって怪しげな妊婦体操をしていた嫁をとっ捕まえて

「ゴハン食べる。ちょっとでいい」

そう告げながら、ついでに嫁の腹に手を当てた。

…お腹の中のRちゃん(胎児名)の動きがない。
いつもはゴルゴ13並みに僕の気配を感じ取って
速攻でドッカンドッカン蹴ってくるくせに、
ここ2〜3日、僕に全く反応してくれないのだった。

嫌われてしまったのだろうか。
いや、まだそれならいい。

ひょっとして、何かの原因で
弱っているんじゃないだろうか。

去年の夏、産まれる前に動かなくなってしまった
たった2ヶ月の小さな命が思い出され、
また胸が一杯になってしまった。

「やっぱ、ゴハンはいいや…食欲ない…」

そんな僕を憐れに思ったのか、嫁は

「Rちゃん、お父さんが呼んでますよー」

お腹に向かって呼びかけを始めた。

「ホラ、あなた、動いたよ」

嫁が手招きをするのでもう一度お腹を触ってみたら…

ぐわんぐわん動いていた。…良かった。
胎動を確認しつつ嫁に抱きついていたら
胸の重みが軽くなって、食欲も出てきたような気がした。

うおおおおおおおお。

しかし10分後、何故か僕は嫁の上に乗っかって
せっせこと動いていた。

食欲が湧いてきたのではなく、
単に欲情しただけだったようだ。

自分は猿なんじゃないかと思う今日この頃。


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アリガトウゴザイマシタ。
06月11日(水)
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