ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■ゲームオタクもモテるんです。
僕がよく行くゲーセン仲間のひとりが

「キャバクラいいっすよね〜!
 立ち食い蕎麦の隣にあるキャバクラ! 
 あそこいいっすよ〜!行きましょうよキャバクラ!」

僕をしきりに誘うようになった時期があった。
他の人から話を聞いたところによると

「ああ、あいつは今、あの店のキャバ嬢と付き合ってるんだよ」

ということだった。

なるほど、そういうことか。

それからしばらくして、別のゲーセン仲間のひとりが
夜、裏路地で可愛い女の子とよく喋っているのを
見かけるようになった。
本人から話を聞いたところによると

「ああ、あの子は立ち食い蕎麦の隣にあるキャバクラのコなんですよ。
今休み時間中でちょっと会っていた所なんです。
 僕、最近彼女とイイ感じなんです〜ぐふふふふ」

と、本人から聞いた。

なるほど、そういうことか。

またしばらくして、数ヶ月間ずーっと姿を現さなかった
ゲーセン仲間がヒョッコリやってきた。今までどうしてたのかと
本人から話を聞いたところによると

「ああ、実は今の彼女、立ち食い蕎麦の隣にあるキャバクラの
 キャバ嬢でね。彼女が板橋に住んでるから僕も引っ越したんだ」

なるほど、そういうことね!

立ち食い蕎麦の隣にあるキャバクラ…。

そんなにおいしいところだったのか。

立ち食い蕎麦の隣の
入れ食いキャバクラ。

僕もこうしちゃおれん。いざキャバクラー!!

…と、2年前の僕なら恥ずかしいダジャレを叫びつつ
馬に乗って鞭をびっしばっし叩く勢いで突入していったろうが、
今は違う。

嫁、怖いし。

それにしてもこの3人、ゲームオタクの癖に
キャバ嬢ゲットとは大したものである。
松方弘樹もビックリ。見事な一本釣りっぷり。

僕はふと考えた。

一緒にゲーセンで遊んでいたオタク達は

ひとりはキャバ嬢の彼女の売り上げに貢献しようとし
もうひとりは束の間の逢引を楽しみ
またひとりは彼女を追って引っ越して行き
残された僕は、ただただ羨ましがり…。

やがてそれぞれの道を歩み、いずれゲーセンから散っていくのだろう。

人生〜イロイロ〜♪オタクも〜イロイロ〜♪

キャバクラ千代子。
01月18日(土)
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