ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■嫁の残り香と、僕の臭い。
嫁が夜勤の日はひとりで寂しく寝るのである。
すると、布団の中はいつもより嫁の匂いが目立つのである。
甘酒のような、鼻をチョイチョイと刺激してくる女臭さ。
甘ったるいのだけど、発酵、ていうかひょっとして腐りかけ?
みたいな感じの。
もう少し若い娘だと乳臭かったり甘酸っぱかったりするのだが
この匂いが嫁だ。
嫁も僕の臭いを嗅ぎとっているのだろうか。
だとすると僕はどんな臭いなのだろうか。
…チンカスとか。
男子中学生の股間から、制服越しに発生してそうな
まともに受けると目が潰される類の…。
いや、そんな青臭いものではないだろう。
僕は既にそんな若くはない。あっ。
…ひょっとして、加齢臭?
電車の中で一番目の敵にされるあのオヤジ臭!
「あなた!毎日お風呂入りなさいよー!」
と、嫁がいつもうるさく言うのは、そのせいなのか?
タダでさえやることなすこと、このサイトすらオヤジ臭いと言われてるのに。
もう僕の体はオヤジ化してしまっているのかも…。
いてもたってもいられなくなってきた。
ちょうどこの文を書いている時に嫁が抱きついて邪魔してきたので
(嫁はこの手の嫌がらせをよくする)
「体、臭う?」
ドキドキしながら聞いてみた。
嫁は首を横に振った。よかった…。
いずれは僕もあのイヤーなおやじの臭いになるのだろうが。
そうしたら嫁は僕にちゃんと言って欲しい。
おやじ臭いのも嫌だが
水臭いのはもっと嫌だからだ。
01月13日(月)
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