ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■いっぱいいっぱい。
風邪引いて倒れた。
朝、なんか電話がガンガンなって五月蝿かった。嫁が出てた。
「ほらっあっちに行って!」
叩き起こされ、抵抗する気力もなく隣の部屋に転がされた。
また眠った。
苦しくて目が覚めると、嫁が見下ろしていた。
頭にひえピタを貼られていた。
「大丈夫?」
「…ダメ。小夜奈良」
嫁がこの世の終わりが来たみたいな
泣き顔になった。
再び眠りについて、どれくらい経っただろうか
また苦しくて目が覚めた。
まだ嫁が見下ろしていた。
なんだか最期を看取られているようである。
ていうかもう既に逝ってしまってるんじゃないか、
とすら思った。頭がぼんやり。体が痺れる。
フラフラと水を飲みに行くと、テレビがでかくなってる!!!!
…そういや、先週買って、今日届く予定だったんだっけ。
朝の電話はその配送からのだったようだ。
「前のテレビは…?」
「配送のおじさんが持ってっちゃったよ」
ああっ。せめて最期のお別れをしたかったのに。
あのテレビには特に思い入れが…。
僕が15歳の時、初めて自分の部屋用に
買ってもらったものだった。
もうあれから3年経つのだな…。
頭がぼんやりしているドサクサにまぎれて
ミエミエの嘘ついてしまった。
上手く頭が回らない。
また明日。
10月17日(木)
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