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エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■脱ぐ女と脱がせる男と。
会社帰りに仲間と麻雀大会をすることにした。
まずは雀荘を決めなければならない。
「渋谷でやりましょう!」
一番の麻雀やりたがり、雀鬼伊藤君が僕のデスクにやってきて仕切る。
彼は今すぐにでもやりたいらしくテンションが高くなっていた。
「渋谷のどのへんでやる?」
僕は渋谷の雀荘はあまり知らない。
「オーエス劇場の上に、雀荘があるんです!
残業なんかしないで速攻来て下さい!」
「オーエス劇場って、何だっけ?」
「ストリップ劇場です!」
大きな声で言うなよ。
とかいって、それで場所が分かってしまう僕。
仕事がハケた後その雀荘に行くと、
入口、ストリップ劇場と同じじゃないか。
やだなあ。躊躇していたら
「お疲れ様でしたあ」
中からいきなり若い女性が出てきたのでぎくっとなる。
仕事が終わったストリッパーのお姉さんだろう。
僕とすれ違いざまに石鹸の匂いを残して帰っていった。
…清楚。
一方、くたびれたスーツ姿で入口をうろうろする僕は
みごとなポン引き風。
踊り子とポン引きの恋…ありえね〜。
そんな事をぽやあんと考えながら麻雀していたら
「それロン!」
いつの間にか大きくマイナス点になってしまった。
いかん、気を引き締めてやらなければ。
麻雀に集中しなければなるまい。
…そういや、ちょうどこの真下はストリップ劇場の
ステージあたりになるのだろうか…。
もし、僕がこの雀荘の経営者だったら…
劇場と手を組み、ストリッパーのお姉さん方を
ちょっとこっちに出張サービスしてもらう。そうすれば、
実写版、脱衣麻雀ができるんではないか。
そんな事をもよおんと考えながら麻雀していたら
「それロン!」
結果、思いっきり負けてしまった。
身ぐるみ剥がされそうな勢い。
僕を脱がしてもしょうがないのに。
09月15日(日)
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