ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■川は流れる私は残る。
大雨が降ってきたので急いで家に帰ろうと
道を歩いていたら懐かしい匂いがしてきた。
これは…ドブ川の匂いだっ。

なるほど、川がすぐそばにあった。
普段はコンクリで固められた細い溝に
ちょろちょろとしか水が流れていないのに
今日は茶色い濁流が轟々。

僕は子供の頃、家のすぐ前を流れる
大人なら幅跳びで飛び越せるぐらいの小さなドブ川で
それはもう呪われたように
ほとんど毎日ザリガニを捕っていたもんだ。
その時いつもツーンと鼻についていた匂いだ。

うーむ、懐かしい。

ある日何を思ったか土手の土を切り崩し、
川の流れを埋め立ててしまった。

「これは田んぼに使う水を流しているの!
なんてことをするの!」

親に思いっきり怒られた。

最近の川はコンクリで固められていて、
こんな遊びもできない。する奴もいないだろうが。

ちなみにそのドブ川には弟が自転車ごと突っ込んでぶち落ちたことがある。
周りがコンクリ固めだったら大怪我していたかもしれない。
落ちる奴も珍しいだろうが。

いつもは干からびたこの川が
元気だったので少し嬉しくなった。

でもザリガニなんていないんだろうなあ…。

06月11日(月)
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